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レギュラー仕様車に「ハイオク」を入れても燃費は向上しない!? ガソリンの種類と選び方を解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月15日 8時50分

レギュラー仕様車に「ハイオク」を入れても燃費は向上しない!? ガソリンの種類と選び方を解説

「ハイオクガソリンはエンジンをきれいにして燃費向上につながる」と聞いたことはありませんか? 本当に燃費が向上するならば、ガソリンはハイオクを入れたいところ。今回は、レギュラー仕様車にハイオクを入れると燃費は向上するのか、ガソリンの種類や選び方も含めて解説します。

ハイオクを入れると燃費が向上するって本当?

ハイオクを入れたら「少し燃費がよくなった」「パワーが上がった感じがする」などと聞くことがあります。結論からいいますと、ハイオクを入れることで、エンジンの燃費性能が高まることはありません。
 
しかし、エンジン内部の汚れが原因で燃費性能が低下している車の場合、ハイオクを入れることで、本来の燃費性能に回復する場合があります。
 
例えば、ハイオクガソリン「Shell V-Power」の公式サイトでは、「燃費はよくなりますか?」の質問に対して、以下のように回答しています。
 
“エンジン内部に堆積した汚れ(付着物)によって燃費が低下している場合、Shell V-Powerの洗浄性能によって燃費回復が期待されます。”
 

ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの違いとは?

ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの大きな違いは「オクタン価」です。
 
ガソリンエンジン内部の異常燃焼が原因で、エンジン内で異常音を発生する、ノッキングと呼ばれる現象が起こることがあります。
 
オクタン価は、このノッキングの起こりにくさを示す数値で、高オクタン価のハイオクは、レギュラーと比較して、ノッキングが発生しにくいガソリンです。JIS規格では、ハイオクガソリンのオクタン価は96以上、レギュラーガソリンは89以上と定められています。
 

ハイオクを入れるメリットは? レギュラー仕様車に入れても大丈夫?

レギュラーガソリンよりも、リッターあたり10円程度高く設定されているハイオクガソリン。
 
ハイオクガソリンを入れるメリットは、ノッキングを起こりにくくして、エンジン本来の燃費性能や加速性能を発揮できることです。ハイオクガソリンには洗浄剤が配合されていて、エンジン内をきれいにする効果が期待できるとする石油会社もあります。
 
レギュラー仕様車は、レギュラーガソリンを入れることを想定して造られていますが、ハイオクガソリンを入れても、問題は発生しないといわれています。
 
ただし、燃費向上やパワーアップを目的にハイオクを入れても、一般的には、期待どおりの効果は得られません。エンジン内の洗浄効果に関しても、わざわざ割高なハイオクを入れるよりは、添加剤を入れたほうがよいという見方もあります。
 

【注意!】ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れるのはNG

ハイオク仕様車の場合は、指定されているとおりにハイオクガソリンを入れる必要があります。レギュラーガソリンを入れたからといって、すぐに故障することはありませんが、ハイオク仕様車は、ハイオクガソリンを入れることで、エンジン本来の性能が発揮できるように設計されています。
 
エンジン本来の性能が発揮できないと、燃費低下につながることがあります。また、一部故障の原因になる場合もありますので、注意が必要です。緊急時を除いて、ハイオク仕様車には、ハイオクガソリンを入れるようにしましょう。
 

車に適したガソリンを入れるのが基本! 燃費向上を目指すなら運転の仕方を見直すのもあり

車種によって、入れるガソリンは指定されています。レギュラー仕様車はレギュラーガソリン、ハイオク仕様車はハイオクガソリンを入れることが基本です。
 
燃費向上を目指したいならば、「急発進や急加速をしない」「減速時は早めにアクセルを離す」「不要なアイドリングはやめる」など、運転の仕方を見直すほうがよいでしょう。
 

出典

出光興産株式会社 サービスステーション全般について 「燃費はよくなりますか?」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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