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31歳、老後が不安で「結婚」すべきか悩んでいます。結婚の金銭的なメリットってなんですか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月17日 10時10分

31歳、老後が不安で「結婚」すべきか悩んでいます。結婚の金銭的なメリットってなんですか?

若いうちは独身で気楽に過ごせても、老後の1人暮らしは不安だと心配している人も多いのではないでしょうか。本記事では、結婚することの金銭的なメリットについて解説します。また、金銭的なメリットを享受するために、結婚前にチェックしておきたいポイントについてもお伝えしますので、参考にしてください。

結婚の金銭的なメリット

結婚することの金銭的なメリットには以下のようなことが挙げられます。
 

・世帯年収を増やせる

共働きの場合には、結婚することで世帯年収を増やせます。世帯年収が増えることで住宅ローンの審査にも通りやすくなり、マイホームを手に入れられるかもしれません。
 

・生活費の負担を減らせる

一緒に住むことで1人暮らしのときと比べて、1人当たりの家賃や生活費の負担を減らせることも多くあります。同様に、食費や水道光熱費についてもそれぞれで払うよりも節約できる可能性が高いでしょう。
 

・片方が働けないときにも生活を維持できる

万が一、失業や病気で自分が働けなくなっても、共働きの場合には片方の収入で生活を維持できます。転職などの状況の変化にも対応しやすくなるでしょう。
 

・税金や社会保険の面で優遇を受けられる

結婚して納税者本人と配偶者となり、それぞれが所定の条件を満たした場合には、配偶者控除が受けられます。結婚当初は配偶者控除の対象でなくても、出産や育児などの理由でその後どちらかが仕事を辞めた場合には対象になり、メリットを得られることもあるでしょう。
 
このほか、配偶者の年収など所定の条件を満たした場合には、社会保険の被扶養者制度も利用できます。
 

・「家計」を意識して無駄遣いが減る

結婚を機にお金の管理を一本化することで、「家計」を意識するようになり、1人暮らしのときと比べて無駄遣いが減ることもあります。
 

お金に関して結婚前にチェックしておきたいポイント

結婚したからといって、必ずしも総合的なメリットが大きくなるとは限りません。場合によっては、かえって負担が増す可能性もあります。後悔しないためには、結婚前には以下の2つのポイントをチェックしておきましょう。
 

・お互いの金銭感覚

結婚して世帯年収が増えても、相手の無駄遣いが多いと、貯蓄額を増やせません。自分と金銭感覚が大きくズレていないか、結婚後には「2人のお金」という意識に切り替えてくれそうか、という点はよく確認しておく必要があります。
 

・お互いの貯蓄額や借金の有無

現時点のお互いの貯蓄額に加えて、借金の有無についても把握しておきましょう。例えば、学生時代に借りた奨学金や車のローンなどがある場合には、それをどのように返済するつもりなのか、結婚前によく話し合っておく必要があります。
 

結婚による金銭的なメリットを得るには夫婦間の協力が必須

結婚の金銭的な主なメリットには、「共働きによる世帯年収の増加」「1人当たりの生活費の負担軽減」「税制面での優遇」などが挙げられます。結果的に、1人暮らしと比べて生活は安定しやすくなるでしょう。
 
ただし、これらのメリットを享受するには、夫婦での協力が必須です。結婚前には、それぞれが理想とする生活のイメージや金銭感覚にズレがないか、よく確認しておく必要があります。
 

出典

国税庁 No.1191 配偶者控除
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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