結局何ペイがお得? 数あるキャッシュレス決済のなかから4つのPayサービスを比較
ファイナンシャルフィールド / 2023年6月18日 8時20分
近年、キャッシュレス決済の普及率が高まり、現金を持たずとも、会計を済ませられるお店が増えつつあります。経済産業省によると、2022年のキャッシュレス決済比率は36.0%であり、2010年の13.2%から、約23%増加しているとの結果が出ました。 しかし、一口に「キャッシュレス決済」といっても、クレジットカードをはじめ、電子マネーやコード決済など、さまざまな種類があります。どのサービスを使用したらよいのか、迷う人もいるでしょう。 そこで今回は、数あるキャッシュレス決済のなかから、「〇〇Pay」などと名がつく、Payサービスを4種類ご紹介します。各サービスの特長や、おすすめのポイントをまとめました。 それぞれの特長を把握して、自分に合った決済方法を選択しましょう。
Payサービスとは「モバイル(スマホ)決済」のこと
「〇〇Pay」と呼ばれるPayサービスは、クレジットカードを持たなくても、スマートフォン(以下スマホ)を使って決済できるサービスです。
スマホに専用のアプリケーション(以下アプリ)を入れて、チャージをしたり、クレジットカードを登録したりして使用します。
手軽に買い物ができるだけではなく、ポイントを貯められたり、フリマアプリなどの売上金を活用できたりする点が大きな魅力です。お得に買い物をするには、利用状況に応じて、複数のPayサービスを使い分けるとよいでしょう。
結局どれがよい? 4種類のPayサービスの比較
ここでは、数あるPayサービスのなかから、おすすめのサービスを4種類ご紹介します。それぞれ、特長やサービス内容が異なるため、自分の生活スタイルや、よく買い物をする場所によって選ぶとよいでしょう。
PayPay
一つ目のサービスは「PayPay」です。PayPayは、ソフトバンクグループの決済サービスで、使える店舗が多い点が魅力です。
さらに、銀行口座をはじめ、ヤフオク!の売上金や、ソフトバンク・ワイモバイルの携帯料金とまとめての支払いなど、幅広いチャージ方法から選択できます。
基本ポイント還元率は0.5%ですが、支払い方法や開催中のキャンペーンによっては、これ以上のポイント還元率になることもあります。例えば過去には、Yahoo!ショッピングによる年末大感謝祭で、最大23%のポイント付与キャンペーンなどを実施していました。
支払い方法やキャンペーンをうまく活用することで、多くのポイントを獲得できるかもしれません。ソフトバンクユーザーはもちろん、Yahoo!ショッピングを利用することが多い人におすすめです。
楽天ペイ
二つ目のサービスは「楽天ペイ」です。使用することで、楽天ポイントが貯まります。
ポイントが貯まりやすいと評判であり、楽天カードからチャージして、楽天ペイで決済すると、ポイントが二重で貯まります。さらに、楽天ポイントがつくお店で買い物をすることで、ポイントの三重取りが可能です。上記の支払いで、いつでも楽天ポイントが最大2.5%還元されます。
楽天市場で買い物する機会が多い、楽天カードユーザーにおすすめです。
メルペイ
三つ目のサービスは「メルペイ」です。メルカリアプリを使った決済サービスで、iD決済や、メルペイコード決済に対応しているお店などで利用可能です。
しかし、メルペイを使用した際のポイント還元はありません。ただし、メルカリでの売上金を支払いにあてられるため、クレジットカードや銀行口座から、わざわざチャージしなくても使用できます。
メルカリでよく出品する人におすすめです。
LINE Pay
四つ目のサービスは「LINE Pay」です。コミュニケーションアプリである、LINEが運営しているサービスです。
LINEに登録している家族や友達に送金できることが特長で、手数料がかからずに、離れた相手と、残高のやり取りができます。
さらに、本人確認やパスワードの設定など、5種類のセキュリティーで安全に利用できます。
また、より多くのLINEポイントを獲得するには、「Visa LINE Payクレジットカード(P+)」と連携させることをおすすめします。本カードを登録して、チャージ&ペイ(コード支払い)すると、LINEポイントが5%還元されます。
家族間などで、簡単に送金したり受け取ったりと、残高を共有したい人におすすめです。
キャッシュレス決済は自分に合った方法を選ぼう
キャッシュレス決済には、多くの種類があり、サービス内容や特長はそれぞれ異なります。なかには、指定のクレジットカードで支払いを設定すれば、ポイント還元率が上がるものや、提携している携帯キャリアであれば、よりポイントがもらえるなどのサービスもあります。
賢くキャッシュレス決済を使うには、自分に合った方法を選択することがポイントです。
また、お店によって決済方法が限られてしまいますので、複数のサービスを用意しておくと、安心して買い物ができるでしょう。
出典
経済産業省 ニュースリリース 「2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました」2023年4月6日
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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