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マンションの「1階」は避けるべき? メリット・デメリットを確認

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月18日 10時0分

マンションの「1階」は避けるべき? メリット・デメリットを確認

マンションに住む場合、間取り以外に考えることの1つに何階を選択するのかという点があります。一般的に、1階は避けたほうがよいという声は少なくありません。例えば、不安視する声にはセキュリティ面が心配、虫や湿気が多いといった意見もあるようです。   ただ、何階に住むとしても、それぞれにメリット・デメリットがあります。そこで、本記事ではマンション1階に住むメリット・デメリットについて解説します。

マンション1階に住むメリット

まずは、マンションの1階に住むメリットについて見てみましょう。
 

・家賃が上階に住む場合と比較して安い

一般的に、マンションの1階は上階と比較して安い家賃で住めるケースが多いです。これはセキュリティ面の不安などデメリットが気になるという声が多いため、ほかの階と比較して住み手がつきにくいからといわれています。
 
一例として東京都世田谷区の賃貸マンション3階建ての家賃を比較してみると(立地や設備によって異なることが前提)、マンションAでは1階より2階の家賃の方が2000円高いです。マンションBでは1階より3階の方が4000円高くなっています。そのため、出費をできるだけ減らしたい場合や貯金したい場合などにも向いているといえるでしょう。
 

・荷物が多いときに運びやすい

2階より上に住む場合、荷物が多いときには運ぶのが大変です。1階であれば部屋までの距離が比較的短く、平らな通路を歩くだけなので荷物も運びやすいといえます。
 

・階下への物音を気にせずに暮らせる

1階は下に部屋がないため、自分の足音や物を床に置いたときの音を気にせずに暮らせます。ただ、大声を出した場合は周囲の部屋に響くので避けなければなりません。
 

・夏場は上階より涼しい

1階は上階と比較して夏の暑い日差しを避けやすいです。そのため、電気代が高額になりやすい夏でも、場合によっては冷房代の節約ができる可能性があります。
 

マンション1階に住む場合の注意点

マンション1階ならではのメリットがありますが、デメリットもあるので、こちらでは注意したほうがよい点について解説します。
 

・セキュリティ面に工夫が必要

空き巣などは窓からだけではなく、玄関ドアを無理やり開けて侵入するケースもあるため、1階だけが危険というわけではありません。ただ、上階よりも低い場所にあるので侵入しやすいのは事実です。
 
警察庁の「住まいる防犯110番」によると、共同住宅の3階以下の場合、最も多い侵入口が玄関(表出入り口)で47.3%、つづいて多いのが窓の40.7%でした。こういった侵入を防ぐためには、例えば、窓の内側に防犯フィルムを貼ったり、鍵の数を増やしたりする方法が挙げられます。
 

・人の目が気になる

1階は通りを歩く人の目線とほとんど変わらないため、プライバシーを守りにくいです。ただ、通常のカーテンに加えてミラーレースカーテンを併用すれば、外から中が見えにくくなります。もし庭がある物件であれば、許可を得て取り外し可能な簡易フェンスを建てることもできるでしょう。
 

・虫の侵入

1階は地面からの距離が近く、虫が侵入しやすいです。そのため、虫が苦手な人にとっては気になるかもしれません。そういった場合は虫よけグッズを活用できます。設置型やつるすタイプ、スプレータイプなど虫よけグッズは種類が多いので、使いやすいものを常備しておくなど工夫すれば虫の侵入防止につなげることも可能です。
 

気になる面は対策グッズ活用で暮らしやすくなる

マンションの1階は人目やセキュリティ面が気になる、虫が侵入しやすいなどデメリットもあります。しかし、これらはそれぞれに合った対策グッズを活用すれば安心につなげることが可能です。
 
1階は上階より家賃が安い傾向があり、貯金したい場合にも向いています。荷物があるときも運びやすく、夏場は上階より涼しいです。メリットとデメリットを比較して、自分に合った部屋を見つけましょう。
 

出典

警察庁 住まいる防犯110番 侵入窃盗の侵入口
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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