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節目の年にA4封筒で届いた「ねんきん定期便」。いつまで保管しておけばよい?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月19日 8時20分

節目の年にA4封筒で届いた「ねんきん定期便」。いつまで保管しておけばよい?

ねんきん定期便には、年金の受給に関係する大切な事柄が書かれています。内容が不明になると将来的に困りそうだと感じ、取りあえず手元に残しておくケースもあるでしょう。   また、処分したいと思っても、その適切なタイミングが分からないかもしれません。そこで本記事では、ねんきん定期便を保管しておく期間の目安について紹介します。

まず役割を把握しておこう

いつまで保管するのか考えるにあたり、最初に具体的な役割を理解することが欠かせません。ねんきん定期便とは、文字通り年金に関する情報を定期的に知らせる郵便物です。保険料納付額や年金加入期間、それらに基づく年金額などが記載されています。
 
それらを見ると、受給に関する見通しを立てられますし、未納期間の有無を調べることも可能です。特に転職や退職をした人は、手続きの遅れによる空白期間がないか確認したほうがよいでしょう。
 
また、記載されているデータに誤りや漏れがあるなら、日本年金機構に返信用封筒で返送か年金事務所に連絡しなければなりません。このような役割があるため、保管について考える前に、内容をしっかりチェックすることが大事です。
 

保管期間の目安はどれくらい?

ねんきん定期便には、はがきとA4封筒の2種類が存在します。はがきは毎年届くので見慣れており、気軽に処分しやすいという人もいるでしょう。
 
一方、A4封筒は35、45、59歳という特定の年齢に達した人にのみ送られます。中身の書類に記載されている情報量は、はがきよりも多いです。
 
特に差がある項目は月別状況で、はがきには直近の13ヶ月だけが載っています。これに対して、A4封筒の書類には過去の全期間が記されているのです。つまり、はがきが残っていなくても、保険料納付の履歴がすべて分かるということです。
 
したがって、A4封筒に関しては、次回の分が届くまで保管しておくのが理想といえます。そちらを入手すれば、今回までの月別状況も含んでいるので、処分しても差し支えありません。なお、59歳で届く最後のA4封筒は、受給の手続きまで保管しておくと安心です。
 

「ねんきんネット」を使用できるケース

上記の保管期間はあくまでも目安であり、ねんきんネットを使えるならもっと早く処分しても大丈夫です。これはオンライン用のシステムで、年金関連の情報をスマートフォンやパソコンなどの端末で参照できます。
 
専用のIDを取得するという方法のほか、マイナポータルからの登録でも利用が可能です。このような手続きは必要ですが、最初に済ませるとその後はスムーズに扱えるようになります。インターネット環境さえあれば、時間や場所の制限を受けることはありません。
 
履歴のチェックだけでなく、受給の見込額を試算できるなど、便利な機能が設けられています。いずれにせよ、ねんきん定期便は基本的にねんきんネットで代用できるため、登録しておくと処分しても困ることは少ないでしょう。
 

ねんきん定期便に関する事情を考慮して判断!

はがきのねんきん定期便と比べ、A4封筒のほうはサイズが大きくて情報量も豊富です。受給に関わる重要な資料ですが、いつまでも保管が必要というわけではありません。
 
次回の分が到着したら不要になりますし、ねんきんネットで代用するという手もあります。これらの事情を考慮して、自分にとって最適な処分のタイミングを検討しましょう。
 

出典

日本年金機構 大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています
日本年金機構 年金加入記録に「もれ」や「誤り」があった場合
日本年金機構 令和5年度「ねんきん定期便」(35歳、45歳の方)
日本年金機構 「ねんきんネット」とは?
日本年金機構 「ねんきんネット」の登録方法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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