スポーツ大会のスポンサーになると企業にとってどのようなメリットがある?
ファイナンシャルフィールド / 2023年6月19日 10時0分
スポーツチームのユニホームのロゴや、スポーツ大会で見かける企業のスポンサー。スポンサー契約をすることで、企業にはどのようなメリットがあるのか、気になるスポンサー料を含めて、ご紹介します。
プロスポーツやスポーツ大会におけるスポンサーとは?
スポンサーとは、スポーツチームや大会・イベントなどに、金銭・物品・サービスを提供することで支援する、企業のことです。スポーツチームの経営や大会・イベントの開催には、多額のお金が必要です。
企業は、スポンサー料を支払うことで、ロゴによる企業名の露出など、さまざまな見返りを得られます。
物品を提供する場合は、サプライヤー契約と呼ばれることもあります。
例えばアディダス社は、1999年より、サッカー日本代表チームのオフィシャルサプライヤーです。同社は、ユニホーム・トレーニングウエアを含む、用具類を無償で提供しています。
スポンサーになることで企業が得られるメリットとは?
プロスポーツやスポーツ大会のスポンサー企業は、なんらかの見返りを得られます。主なメリットは以下の三つです。
・自社の認知度を向上させる
オリンピックやワールドカップのような、世界大会のスポンサーになることで、自社の認知度を大きく向上させられます。テレビCMなどで露出度が上がることに加え、大会関連の新商品を出すなど、自社を宣伝する方法はさまざまです。
トップアスリートやスポーツチームのスポンサーになると、自社製品を使ってもらったり、ユニホームに自社のロゴが入ったりして、ファン層からの支持や商品購入につながります。
・CSR活動の一環になる
CSRとは「企業の社会的責任」のことです。地域密着型の企業は、地元スポーツチームのスポンサーになることで、地域への貢献ができます。地域の活性化につながるイベントの開催や、スポーツ人材の育成支援などをとおして、企業イメージの向上が期待できます。
・ブランディングや福利厚生になる
クリーンで健全なイメージのあるスポーツ選手やスポーツ大会をとおして、自社のブランディングができることも大きなメリットです。社員の福利厚生として、大会の観戦チケットを割り引き、または無料で提供したり、イベントに招待したりする場合もあります。
スポンサーになるためにかかる費用は?
スポンサー料は、スポーツチームや大会によって異なります。スポンサー料の例は、以下のとおりです。
●サッカー日本代表の公式パートナーである、キリングループのスポンサー料は、年間25億円で、総額約200億円(期間は7年9ヶ月)でした。
●2016年に、FCバルセロナと4年間の契約を結んだ楽天のスポンサー料は、年間約71億円に上るといわれています。
●レアル・マドリードCFのスポンサーであったエミレーツ航空のスポンサー料は、年間平均約8250万ドル(約107億2500万円※1ドル=130円で換算)、5年総額4億1300万ドル(536億9000万円)の契約だったといわれています。
以上は、メジャースポーツや人気チームにおける、スポンサー料の例です。マイナースポーツやローカルチームの場合、数万円から数十万円で、スポンサー契約を募集している場合があります。
自社の宣伝・ブランディングに効果的! 個人や小規模な会社もスポンサーになれる
メジャースポーツや世界大会では、スポンサー料は数十億円に上ることも。それでも、スポンサー企業にとっては、戦略次第でそれ以上の見返りが得られるため、人気チームや注目度の高い大会では、巨額のスポンサー料が動きます。
個人や小規模な会社でも、マッチングサイトを利用して、1シーズン5万円程度からスポンサーになれます。自社の身の丈に合ったスポンサー契約で、社会貢献や自社イメージアップにつなげられるかもしれません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
2週間のジャパンツアーを行うスタッド・ランス、費用は「ヤスダ・グループ」が全額負担!? 3年25.6億円のスポンサー契約も
超ワールドサッカー / 2024年7月22日 21時40分
-
【PFUブルーキャッツ石川かほく】スポルディング・ジャパン株式会社様とサプライヤー契約締結 & 2024-25シーズン ユニフォームデザイン決定
PR TIMES / 2024年7月11日 15時15分
-
「時給115万円」の大谷翔平の3倍以上稼ぐクリスティアーノ・ロナウド、一晩で4000万円稼ぐ世界的DJ…インフレが止まらない「アイコン」の経済学
集英社オンライン / 2024年7月11日 11時0分
-
「スポーツ史上最も賢い契約だ」 1130億円使っても…大谷翔平がチームにもたらす“対価”
Full-Count / 2024年7月2日 9時18分
-
大谷翔平 ドジャースにスポンサー収入80億円&大谷資金運用で1600億円の利益か
東スポWEB / 2024年6月30日 20時32分
ランキング
-
1カスハラ被害、企業規模が大きいほど増加 最も被害が多い業界は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月28日 8時10分
-
2「みどりの窓口は減ったけど、便利になったね」は不可能か いや、やればできるはず
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月27日 7時30分
-
3ヨーカドーの商品7000点が最短30分で届く…ネットスーパー最大の欠点を解消した「鬼速のOniGo」のカラクリ
プレジデントオンライン / 2024年7月28日 8時15分
-
4『秘密のケンミンSHOW』で圧倒的に登場回数が多い都道府県は?北海道でも、沖縄県でもない、納得のワケ【齋藤孝が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月27日 8時0分
-
5渋谷「三井住友銀行+スタバ」は異空間だった アプリ会員は無料でソファやテーブルが利用可
東洋経済オンライン / 2024年7月28日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください