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「夫婦2人の年金額」はどのくらい?「片働き・共働き」の金額を確認!

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月23日 2時10分

「夫婦2人の年金額」はどのくらい?「片働き・共働き」の金額を確認!

6月15日に振り込まれた年金から、支給額が改定となりました。年金は、毎年6月振込分から支給額が変わる仕組みです。では、2023年6月の支給額はどのように変更となったのでしょうか。   本記事では、2023年6月に夫婦2人が受け取れる標準的な年金額を解説します。また、年収300万円の共働き夫婦がもらう年金額についても紹介するので、ぜひ老後の生活に向けた参考としてみてください。

夫婦2人が受け取れる年金額とは?

厚生労働省によると、平均年収約527万円で40年間就業した会社員と専業主婦(夫)の配偶者(夫婦どちらも67歳以下の場合)の場合、2023年6月から受け取れる年金は、「月22万4482円」です。昨年度は月21万9593円のため、4889円の増額となっています。
 
また、自営業者夫婦(国民年金保険料を満額納めて夫婦どちらも67歳以下の場合)が受け取る年金は月に13万2500円です。こちらも前年度より2868円の増額となっています。
 

共働き年収300万円夫婦の年金額

会社員の片働き夫婦と自営業者夫婦が2023年6月からもらう年金を紹介しましたが、会社員の共働き夫婦はいくらの年金を受給できるのでしょうか。以下の条件で、厚生労働省の「公的年金シミュレーター」を使ってシミュレーションしてみます。


・夫婦いずれも1975年生まれ
・夫婦いずれも21歳~60歳まで会社員として勤務
・夫婦いずれも65歳から年金の受給を開始
・夫婦いずれも平均年収は300万円

シミュレーションの結果、共働きの年収300万円夫婦がもらえる年金は月に約23万8000円です。厚生労働省が公表する、片働きの夫婦よりももらえる年金は高額となります。
 

さまざまな夫婦の年金額10パターン

今まで紹介したとおり、現役時代の年収や働き方によって年金受給額は大きく異なります。夫婦の年収や働き方のパターンをさらに10パターンに分けて、65歳から受け取る年金額を確認してみましょう。
 
厚生労働省の「公的年金シミュレーター」を使ってシミュレーションした結果は図表1のとおりです。
 
図表1


*会社員の場合、勤務期間は21歳~60歳。夫婦ともに1975年生まれ。
厚生労働省 公的年金シミュレーターより筆者作成
 
当然ながら、片働き夫婦よりも、共働き夫婦の方がもらえる年金は多いです。また、平均年収が高いほど年金受給額も多くなります。
 
平均年収600万円の共働き夫婦がもらえる年金は月34万3000円と、かなり高額です。老後にできるだけ多くの年金をもらいたい場合は、共働きや転職による年収アップなどを検討してみてください。
 

まとめ

2023年6月からの夫婦2人が受け取れる標準的な年金額は、前年度よりも4889円増額となっています。ただし、近年は物価も上昇しているため、実質的な支給水準はマイナスです。
 
また、年金受給額は現役時代の働き方や平均年収によって大きく異なります。ぜひ、老後にもらえる年金のシミュレーションをしてみてください。
 
日本年金機構の「ねんきんネット」を使えば、簡単に年金額のシミュレーションが可能です。自分の年金受給額を知ることで、老後への備えを始めましょう。
 

出典

厚生労働省 令和5年度の年金改定額についてお知らせします
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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