働くならこの都道府県!「平均賃金」の高い都道府県トップ5
ファイナンシャルフィールド / 2023年6月21日 10時20分
![働くならこの都道府県!「平均賃金」の高い都道府県トップ5](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_215147_0-small.jpg)
就職や転職などで働く場所を検討する際、どの都道府県で働くのがよいか、気になる方もいらっしゃるでしょう。働く場所を決定する条件はさまざまで、中でも、平均賃金の違いは重要な要素です。 本記事では、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」を基に、平均賃金の高い都道府県トップ5をまとめます。ほかの統計データと併せて、どの都道府県で働くのがよいのかを考察します。
働くならこの都道府県! 平均賃金の高い都道府県トップ5
今回、平均賃金の高い都道府県トップ5を基にして、おすすめの都道府県を考察するにあたって、参考にした情報は下記のとおりです。
・厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」
・総務省「消費者物価地域差指数」
・独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)「職業紹介-都道府県別有効求人倍率」
・株式会社グローバルウェイ キャリコネ「働きやすい都道府県ランキング」
・大東建託株式会社「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2022<都道府県版>」
平均賃金、物価水準、有効求人倍率(2023年4月)、働きやすさ、住みここちの5つの要素から、働くならば、どの都道府県がよいかを考察します。
1位:東京都
最も平均賃金が高い都道府県は、東京都です。全国平均が月31万円なのに対して、東京都は約38万円と、約20%以上高くなっています。一方で、物価水準も全国1位ですので、収入は多いが、支出も多いといえるでしょう。働きやすさは全国2位、住みここちは全国1位と、文句のない順位です。
人気の高い東京都の有効求人倍率は、全国で2番目の高水準であるため、仕事をみつけやすい地域です。日本の首都に恥じない高評価ですので、働くならば、東京都で間違いないでしょう。
2位:神奈川県
2位の神奈川県の月平均賃金は約34万円と、1位の東京都とは約10%以上の開きがあります。物価水準も全国2位で、東京都と似た傾向にあります。
住みここちは全国3位ながらも、働きやすさは全国9位と、東京都と比べるとやや見劣りするかもしれません。
3位:大阪府
大阪府の月平均賃金は約33万円と、神奈川県といい勝負です。物価水準が全国13位で、収入が高いわりに、支出は抑えられそうです。
働きやすさ、住みここちは、共に全国6位と上位に入っており、人気の高さがうかがえます。ただ、有効求人倍率が全国27位であるため、職に就きづらい点が気になります。関西圏で働くならば、大阪府が最適といえるでしょう。
4位:愛知県
中部地方で唯一トップ5入りしたのが、愛知県です。ほかの中部地方の県の月平均賃金が、30万円に満たない中、約31万円と高い値を示しています。
一方で、物価水準は全国35位ですので、収入の高さのわりに、支出をかなり抑えられる県だと考えられます。
働きやすさは、大阪府を上回る4位、住みここちは8位と上位です。有効求人倍率が全国28位であるため、職をみつけることは、やや難しいかもしれません。それでも、中部地方で働くならば、愛知県がおすすめです。
5位:兵庫県
兵庫県の月平均賃金は、約31万円です。5位の兵庫県までが、全国平均を上回っています。物価水準が全国15位で、大阪府と似た傾向にあります。
働きやすさは18位ですが、住みここちは全国2位と、高い位置にあります。ただ、有効求人倍率が全国ワースト2位であるため、住む地域として考えたほうがいいかもしれません。
まとめ
ここまで、働くならばどの都道府県がよいか、平均賃金の高い5カ所の都府県について、物価水準、有効求人倍率、働きやすさ、住みここちの要素で考察しました。新型コロナウイルスの影響で、テレワークの普及が進むなど、働き方は常に変化しています。
本記事では、平均賃金を軸に考察しましたが、働く際の優先度は、人それぞれです。今回の考察を参考に、ご自身の価値観に合わせて、働く地域を選んでください。
出典
厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 調査の概要 結果の概要 都道府県別
総務省 小売物価統計調査(構造編)調査結果 結果の概要【消費者物価地域差指数】 「消費者物価地域差指数」 図1 消費者物価地域差指数(総合)(都道府県)
独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT) 職業紹介-都道府県別有効求人倍率:主要労働統計指標
株式会社グローバルウェイ キャリコネ「働きやすい都道府県ランキング」(PRTIMES)
大東建託株式会社 いい部屋ネット 「街の住みここちランキング2022 都道府県ランキング<全国版>」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
社説:最賃の引き上げ 京滋でも後押し議論を
京都新聞 / 2024年7月26日 16時5分
-
最低賃金、過去最大50円増=物価高で時給1054円―新たに8道県が大台乗せ
時事通信 / 2024年7月24日 22時51分
-
最低賃金を過去最大50円引き上げ、全国平均は1054円へ…中央最低賃金審議会の小委員会
読売新聞 / 2024年7月24日 22時24分
-
「6月の賃金動向データ」を公開。従業員500人以上の企業で募集賃金の上昇率が加速
PR TIMES / 2024年7月16日 16時45分
-
ナウキャストとフロッグが提供する賃金動向指数サービス「HRog賃金Now」、厚生労働省の「令和6年度中央最低賃金審議会目安に関する小委員会(第2回)」の配布資料にて活用
PR TIMES / 2024年7月12日 16時15分
ランキング
-
1恋人としては良いけど… 男性が「結婚をためらう女性」の特徴とは
ananweb / 2024年7月27日 20時15分
-
2年金15万円・81歳の母だったが、55歳長男が「私の老後は絶望的です」と悲観する「親の老人ホーム請求額」に驚愕
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月28日 10時15分
-
3女性から自然と「好かれる/嫌われる男性」に共通している“6つの特徴”
日刊SPA! / 2024年7月28日 8時52分
-
4これは今すぐ試したい!岡山県が提唱する、驚くほど簡単で綺麗な桃の切り方とは。≪実際にやってみた≫
東京バーゲンマニア / 2024年7月27日 19時9分
-
5出会った男性は100人以上…「婚活中毒」な35歳女性。目当ての男性から避けられる“残念な理由”は
女子SPA! / 2024年7月27日 15時47分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)