【詐欺】「お宅の屋根が壊れています」→修理を依頼したらまさかの「詐欺」!?
ファイナンシャルフィールド / 2023年6月23日 2時10分
![【詐欺】「お宅の屋根が壊れています」→修理を依頼したらまさかの「詐欺」!?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_215336_0-small.jpg)
自宅で過ごしているとき、突然業者が来て「屋根の修理が必要」と指摘されたら誰しも焦ってしまうものです。こうした消費者を不安な気持ちにさせて契約を結ぼうとする、いわゆる「点検商法」が横行しています。詐欺被害を避けるためには、きちんと対処法を知っておくことが肝要です。 そこで、本記事では点検商法の概要や詐欺被害を防ぐための対処法を紹介します。
そもそも点検商法とは?
点検商法とは、突然自宅に自称修理業者が訪れて点検を行い「すぐに修理が必要」などと迫り、強引に修理の契約を結び高額な代金を請求する悪徳商法をいいます。なかにはわざと点検箇所を破壊し、修理すべき箇所をつくろうとする悪徳業者もいます。
特に詐欺被害に遭いやすいといわれているのが屋根修理です。屋根修理は建物の寿命に影響を及ぼす可能性があり緊急性が高く、消費者の不安な気持ちにつけこみやすいことが1つの理由とされています。
【事例】要注意! 屋根修理における点検商法の詐欺の手口
実際のところ、点検商法とはどのような手口で行われるのでしょうか。ここでは独立行政法人国民生活センターによる、屋根修理の点検商法の事例を紹介します。
被害に遭ったのは60歳代の女性で、ある日自宅近くで工事をしているという業者が来訪しました。その業者は「屋根がめくれているのが見えたため点検する」と言い、女性はそれに応じて依頼しました。その後、屋根が浮いている写真を見せられ、修理のため約30万円の契約を結んだのです。
ところが、その後家族の助言でハウスメーカーに確認してもらったところ、くぎを引き抜いたような新しい傷があると伝えられました。
このように、詐欺は誰しも被害に遭う可能性がある身近なトラブルといえます。しっかり詐欺の手口や対処法を知っておく必要があるでしょう。
点検商法の詐欺被害に遭わないための3つの対処法
点検商法の被害に遭わないためには、きちんと対処法を知っておくことが大切です。ここでは、トラブルを避けるための対処法を3つ紹介します。
・業者に点検させない
突然自宅を訪れた業者には、安易に点検させないほうが無難です。まずは自宅に入れないよう、諦めて帰ってもらうようにしましょう。例えば「いつも特定のハウスメーカーに依頼している」「親戚に業者がいる」など、ほかに依頼先があることを示すのも効果的です。
・すぐに契約しない
もし点検後に修理箇所があると指摘されても、その場で契約を結ばないことが大切です。1人で決断せず家族や友人に相談するなど、周りの意見も聞いたうえで依頼を決めると良いでしょう。
・別の業者にも点検を依頼する
もし業者に修理箇所があると指摘され不安な場合は、別の業者にも点検を依頼することがおすすめです。本当に修理が必要か確認してもらい、相見積もりを取ると良いでしょう。別の専門知識を持つ業者に意見を聞くことで、適正な対応をとれるようになります。
詐欺被害に遭わないためにも! 点検商法の手口や対処法を知っておこう
点検商法とは自宅を訪れた業者が点検後、強引に修理の契約を結び、高額な代金を請求する悪徳商法のことです。不安な気持ちにつけ込まれないためにも、きちんと手口や対処法を知っておく必要があります。
例えば自宅に突然来た業者には点検させない、すぐに契約しない、別の業者の意見も聞くなどの方法があります。詐欺の手口を把握し、トラブルを未然に防ぎましょう。
出典
独立行政法人国民生活センター 点検中に屋根を壊された? 点検商法に注意
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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