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定年後も「10人中7人」は働いている!? 仕事選びのポイントについても解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月24日 2時20分

定年後も「10人中7人」は働いている!? 仕事選びのポイントについても解説

一昔前の日本では、定年後は年金をもらいながらゆっくりという人が多かったかもしれません。しかし、現在は多くの人が定年後も働きながら生活しています。本記事では、定年後に働いている人がどれくらいいるのか、定年後に仕事を見つける際のポイントについて解説します。

高齢者人口と就業率は増加傾向

総務省によると、日本の総人口は減少していますが、65歳以上の高齢者は過去最高の3627万人です(2022年9月15日時点)。全人口に占める高齢者の割合も、1990年は12.1%だったのが、2000年は17.4%、2020年は28.6%と、急激に増加しています。
 
また、高齢者の割合が増えている中、高齢者の就業率も増加しています。各年齢における就業率は図表1のとおりです。
 
図表1

2011年 2016年 2021年
65歳以上 19.2% 22.3% 25.1%
60~64歳 57.1% 63.6% 71.5%
65~69歳 36.2% 42.8% 50.3%

総務省統計局 統計トピックスNo.132 統計からみた我が国の高齢者 -「敬老の日」にちなんで-を基に作成
 
各年齢で増加していますが、特に定年直後の60~64歳では、最新で10人中7人、65~69歳でも半分の人が働いているようです。
 

定年後に仕事を見つけるポイント

続いて、定年後に自分にとってよい仕事を見つけるポイントについて見ていきましょう。
 

優先順位を決める

定年後、納得のいく仕事を見つけるには、いろいろな項目に対する優先順位を決めることが大切です。「通勤時間が短い」「土日が休み」「勤務時間に融通が利く」など、自分に合った働き方をしたいところです。
 
自分が決めた優先順位に基づき、仕事を探すことで、ストレスを感じずに無理なく働ける仕事に出会える可能性を上げられます。
 

いくら稼ぎたいのかを決める

定年後は年金を受け取りながら働くという人も多いでしょう。その場合、日々の生活に必要なお金と、それを賄う年金や貯蓄との兼ね合いをよく考えることが大切です。
 
具体的に毎月いくら支出があり、年金ではいくら不足するのか、貯蓄の今後の使用予定などを考慮し、定年後の仕事でいくら稼ぎたいのかをよく検討しておきましょう。
 

自分の経験やスキルを棚卸し、できることを明確にする

新卒と異なり、定年後に仕事を見つける際には、今まで培ってきたスキルを生かせることが大いにあります。
 
自分の中では「たいしたことをしていない」と思っていても、実は社会的には貴重だったり、必要とされていたりすることも少なくありません。これまでの社会人生活の中で得た経験やスキルをはっきりさせることで、自分に何ができるのかが明確になり、面接などでのアピールにもつながるでしょう。
 

さまざまなツールや機会を活用する

定年後の仕事探しは、自分1人で探すのには限界があるかもしれません。ハローワークやシルバー人材センター、就職エージェントなどの頼れるツールは数多く存在します。また、これまでのキャリアで培った人とのつながりも少なくないでしょう。
 
活用できるツールや機会は最大限活用し、仕事探しを有利に進めたいところです。
 

まとめ

現代では、定年後も働き続けている人はかなりいます。働くことは大変な面もありますが、社会とのつながりが維持できたり、生活が安定したりといったメリットもあります。今のうちに定年後の収支について考え、働くかどうか考えておきましょう。
 

出典

総務省統計局 統計トピックスNo.132 統計からみた我が国の高齢者 -「敬老の日」にちなんで-
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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