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一人暮らしには「電子レンジ」も「炊飯器」も不要?いったいいくら電気代が浮く?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月22日 10時50分

一人暮らしには「電子レンジ」も「炊飯器」も不要?いったいいくら電気代が浮く?

一人暮らしをスタートするときには、家具や家電などの生活必需品を購入するために、お金がかかります。少しでも無駄な出費を減らすためには、必要な家電を見極めることが大切です。   一人暮らしに必要だといわれている家電のうち、炊飯器や電子レンジは、本当に必要なのでしょうか。   そこで今回は、一人暮らしをする際の炊飯器や電子レンジの必要性と、購入しない場合の節約効果について解説します。

炊飯器と電子レンジの購入費用

一人暮らしに適した3.5合炊きの炊飯器を購入する場合、4000~5万円ほどと、大きな幅があります。電子レンジも8000~2万円前後の商品が売れ筋となっており、選ぶ商品によって、購入費用が大きく変わる可能性があります。
 
電子レンジと炊飯器を購入しなければ、最低でも2万円前後の費用を節約できるでしょう。不要な家電を持たないことで、キッチンスペースが広くなるというメリットも得られます。
 

一人暮らしに炊飯器は必要ない?

炊飯器があれば、スイッチを押すだけで手軽にご飯を炊けます。しかし、炊飯器の代わりに、電子レンジ、土鍋、圧力鍋、普通の鍋を使ってもご飯を炊けるため、無理に購入する必要はないでしょう。鍋類を使えば、炊飯器の購入費用を節約できますが、気になる点は、光熱費です。
 
炊飯器の機種によって、多少前後するものの、炊飯器を使用した場合の電気代は、1回当たりの炊飯で、約5.7~6.9円が相場です。炊飯後にご飯を保温する場合、1時間当たりの保温にかかる電力消費量は約21Whで、6時間保温したときは約3.9円の電気代がかかります。
 
土鍋でご飯を炊いた場合のガス代は、都市ガスの場合は約5.2円と、炊飯器を使ったときと、それほど違いがありません。土鍋で炊いた場合は、保温機能がないため、ガス代だけがかかることになります。土鍋も炊飯器も、ご飯を炊くだけならば、光熱費に大差はありませんが、炊飯器の保温機能を使うかどうかで、光熱費に差が出るでしょう。
 
土鍋でご飯を炊く場合、火加減を調整する手間や、炊き上がりにムラができるといった、デメリットが生じることがあります。また炊飯器は、ローストビーフやスイーツ、煮物などの調理にも使えるため、自炊やお菓子作りをする機会が多い場合は、炊飯器がないと、不便を感じるかもしれません。
 

一人暮らしに電子レンジは必要?

冷凍しておいたおかずやご飯、買ってきたお弁当を温めるときなどに使える電子レンジですが、1分当たりの使用で、0.7円前後の電気代がかかる、電力消費量が大きい家電です。
 
電子レンジを持っていなくても、温め直すときに鍋を使うなど、ほかの方法で代用できれば、それほど不便を感じないかもしれません。また、電子レンジを使わずに生活できれば、それだけ電気代が減り、節約効果が高まります。
 
しかし、普段から自炊をするとか、ご飯やおかずを冷凍して保存しておくという機会が多い人は、電子レンジのない生活に、不便を感じる可能性が高いでしょう。それに、電子レンジを賢く使うことで、時短や光熱費の節約につながることもあります。
 
自分自身のライフスタイルや、電子レンジを持たないメリットとデメリットをよく考えて、必要性をしっかりと見極めましょう。
 

ライフスタイルに合わせて必要な家電を見極めよう

一人暮らしをするときに、炊飯器や電子レンジを購入しなければ、購入費用と使用時の電気代を節約できるでしょう。炊飯器や電子レンジを持っていなくても、ほかの手段や調理器具で代用できます。
 
しかし、ライフスタイルによっては、炊飯器や電子レンジがないことで、不便を感じるだけでなく、節約効果が下がることもあります。自分にとって必要な家電をしっかりと見極めてから、購入を決めましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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