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気温27度の場合、「冷房」と「ドライ」どちらにすべき? 電気代の違いも解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月25日 4時10分

気温27度の場合、「冷房」と「ドライ」どちらにすべき? 電気代の違いも解説

電気代が高騰しているため、夏場はエアコンを少しでも節約しながら使いたいという人も多いでしょう。その際、気になるのがエアコンの機能のひとつである「冷房」と「ドライ(除湿)」ではないでしょうか。   電気代の節約を第1に考えた場合、冷房とドライはどちらにするべきなのでしょうか。本記事では、エアコンの冷房とドライでは、電気代がどの程度変わってくるのか検証してみます。

冷房とドライの違い

エアコンの冷房とドライには、機能的な違いは基本的にありません。どちらも、室内の暖かい空気を取り込んで冷媒に通すことによって、室内環境をコントロールしています。冷房とドライの根本的な違いは、室内環境をどのようにコントロールしたいのかという目的の違いです。
 
冷房は、室内の温度をコントロールする機能です。そのため、冷房を使えば設定温度になるまで室内を冷やすことができます。一方、ドライは湿度を基準にした機能です。ドライを使う場合は、室温ではなく湿度を設定した値まで下げることを目的としています。
 
このように、冷房とドライは目的が異なるだけで、いずれの機能を使っても室内空間にそこまで大きな差はありません。
 

冷房よりドライのほうが電気代は安い場合が多い

冷房とドライには機能的な違いはありませんが、電気代を基準に見た場合は両者に違いはあるのでしょうか。気温が27度のケースで想定してみましょう。
 
冷房は設定温度まで室内の空気を冷やす機能ですから、設定温度を低く設定すればその分だけ消費電力も大きくなります。そのため、設定温度によっては電気代が大きく膨らんでしまう可能性があります。
 
一方、ドライは湿度を設定値まで下げるための機能です。エアコンをドライに設定した場合、室内の湿度が設定値に下がるまでは、基本的にエアコンは冷房の弱運転を続けます。弱運転の場合、エアコン自体の消費電力は小さいため、冷房と同じ時間だけ稼働させた場合、ドライのほうが結果的に電気代も安く済むといえるでしょう。
 

臨機応変に使い分けること

東京電力が実施した「エアコンの「冷房」と「除湿」の上手な使い方」に関する調査によれば、設定温度24度の冷房の電気代が1時間あたり11.0円だったに対して、同じ条件の「除湿」の電気代は4.1円にすぎなかったというデータもあります。2009年の調査のため、電気代などに変化はあると考えられますが、電気代を節約したいなら「ドライ(除湿)」を使ったほうが良いでしょう。
 
ただ、夏の盛りなど、気温が高い場合は、熱中症の危険もあるため冷房を使って素早く室温を下げたほうが良いケースもあります。電気代としてはドライのほうがお得に済む場合が多いですが、エアコンは場面に応じて使い分けることが基本といえるでしょう。
 

ドライのほうが電気代がかからない場合が多い! 状況によって使い分けよう

エアコンの機能にもよりますが、ドライには一般的な「弱冷房除湿」のほかに、より除湿に特化した「再熱除湿」という機能があります。「再熱除湿」は室温を一定に保ったまま除湿する機能で、その分冷房や「弱冷房除湿」より消費電力も高くなります。節約を考えるなら、エアコンはまず「弱冷房除湿」が基本となります。
 
ただ、梅雨のジメジメしたときなど、「再熱除湿」が必要なシーンもあるので、やはり状況によって使い分けることが一番だといえそうです。
 

出典

TEPCO 『エアコンの「冷房」と「除湿」の上手な使い方』
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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