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「エレベーターなし物件」は避けるべき? メリット・デメリットを解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月25日 10時0分

「エレベーターなし物件」は避けるべき? メリット・デメリットを解説

物件を探しているとき、エレベーターの有無を重視する人もいるでしょう。気になる物件にエレベーターが設置されていないと「何か日常生活に支障が出るだろうか」など不安を抱くこともあるかもしれません。実際のところ、エレベーターなし物件への入居は避けるべきなのでしょうか。   そこで、本記事ではエレベーターの設置義務やエレベーターなし物件のメリット・デメリットについて解説します。

そもそも物件にエレベーターを設置する義務はあるの?

マンションのなかには4階建てでエレベーター付きの物件もあれば、5階建てでエレベーターがない物件もあります。一体なぜなのでしょうか。
 
これは建築基準法により、エレベーターの設置が物件の階数ではなく「高さ」を基準に義務化されているためです。建築基準法第34条に高さ31メートルを超える建物には非常用の昇降機を設置するよう定められています。
 
ただし、サービス付き高齢者向け住宅では、3階建て以上の場合にエレベーターの設置義務があります。
 

エレベーターなし物件に住むメリット

気に入った物件にエレベーターが設置されていない場合、諦めるべきか悩んでしまう人もいるでしょう。しかし、エレベーターなし物件にはさまざまなメリットもあります。ここでは、エレベーターなし物件に住むメリットをいくつか見ていきましょう。
 

・家賃を安く抑えやすい

エレベーターなし物件は避ける人も少なからずおり、空室を避けるために家賃が安く設定されていることがあります。そのため、毎月の家賃を安く抑えやすいことがメリットです。また、エレベーターの点検やメンテナンスなどで発生する管理費を支払わずに済み、住まいに関するコストを効果的に削減できます。
 

・自然に適度な運動を行える

エレベーターがない物件の2階以上に住むと、当然毎日の外出時は階段を使うことになります。通勤・通学や買い物、ゴミ出しなどで階段を使うことで、適度な運動になるでしょう。
 

・災害時にエレベーター内に閉じ込められるリスクがない

地震などのトラブル発生時、エレベーターに乗っていると閉じ込められてしまうリスクがあります。階段だけの物件であれば、このような心配がありません。
 

エレベーターなし物件に住むデメリット

エレベーターなし物件はメリットがある一方、デメリットもあります。ここでは具体的なデメリットを紹介します。
 

・階段の上り下りで体力を消耗する

エレベーターがないと外出のたび階段を使うことになり、人によっては体力的な負担を感じる可能性があります。特に高齢者などは階段の上り下りがつらく感じてしまうかもしれません。また、重い荷物を持っているときや体調不良のときなどは、わが家にたどり着くまで一苦労でしょう。
 

・大型の家具・家電を購入したとき配送が難しい場合がある

大型の家具・家電を購入する際、エレベーターなし物件には配送できないケースもあるため注意が必要です。また、配送自体は可能でも追加料金が発生したり、1階での受け渡しとなり自力で部屋まで運ぶことになったりする場合もあります。
 

メリット・デメリットを踏まえてエレベーターなし物件への入居を検討しよう!

エレベーターなし物件にはメリット・デメリットの両方があります。
 
例えば、メリットは家賃を安く抑えやすい、適度に運動できる、災害時にエレベーター内に閉じ込められる心配がないことなどが挙げられます。一方、階段の上り下りで体力を使う、大型の家具・家電購入時に配送が難しい可能性があることなどがデメリットです。
 
きちんとメリット・デメリットを踏まえて、エレベーターなし物件への入居を検討しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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