老後は「減らさない資産形成」がおすすめ! 低リスクの3つの安全資産とは?
ファイナンシャルフィールド / 2023年6月25日 3時0分
資産形成には常にリスクが伴います。若い頃はリスクを取って投資できますが、老後はリスクを最小限に抑えた投資をしなければいけません。 本記事は、老後に「減らさない資産形成」が重要である理由と、おすすめの安全資産について解説します。この記事を読むことで、老後の資産形成におけるリスクとの向き合い方が理解できるでしょう。
老後は「減らさない資産形成」が重要な理由
老後の資産形成は、「お金を増やす」よりも「お金を減らさない」ことを意識しなければいけません。安全資産の概要と、老後は安全資産に投資すべき理由について解説します。
リスク資産と安全資産について
資産形成において投資すべき資産は、「リスク資産」と「安全資産」の2種類に分類されます。リスク資産とは、投資した際のリスクが高い反面、大きなリターンを期待できる資産です。代表的なリスク資産として、株式、不動産、社債などが挙げられます。
一方、安全資産は資産を減らすリスクはかなり低い反面、期待リターンも小さくなる資産です。安全資産の例として、預貯金、国債、貯蓄型保険などが挙げられます。
老後は安全資産に投資すべき理由
投資には必ずリスクが伴います。場合によっては、資産を大きく減らしてしまうかもしれません。しかし、万が一投資に失敗して資産が減ったとしても、若い方であれば働くことで失った資産を取り戻せる可能性は高いでしょう。
では、高齢者が投資に失敗した場合、働いて資産を取り戻せるでしょうか。多くの高齢者にとって、働いて稼ぎ続けることは現実的とはいえないでしょう。高齢者ほど投資で資産を失うリスクが大きくなるため、老後の資産形成は安全資産に投資することをおすすめします。
老後におすすめの安全資産
老後の資産形成に投資しやすい安全資産として、預貯金、国債、貯蓄型保険の3つがおすすめです。各資産について解説します。
預貯金
預貯金は、最も多くの方が利用している貯蓄法といえます。すぐに使うお金以外は定期預金などを活用し、少しでも金利が高い口座で運用するとよいでしょう。
また、現在は金利が非常に低いため、インフレによって資産価値が減るリスクにも注意しなければいけません。全ての資産を預金してしまうとインフレリスクに対応できないため、その他の資産とのバランスを考えながら投資しましょう。
国債
国債も安全資産の一つです。国債とは、公共事業の資金調達などを目的に、国が発行している債券です。 国が債務を果たすことになっているため、安全性の高い金融商品とされています。
しかし、国債の全てが安全ということではありません。国の財政状況が悪化すれば、債務不履行に陥るリスクがあります。特に、外国債券に投資する場合は、デフォルトリスクに注意しましょう。
貯蓄型保険
貯蓄型保険もおすすめの安全資産の一つです。貯蓄型保険は、万が一の場合に備えながら、将来のために貯蓄ができる保険です。金利や株式相場の影響を受けることなく、約束したお金は保険会社が用意してくれます。
しかし、払込期間中に解約した場合は、既払い保険料よりもお金が減ってしまうため注意しましょう。
まとめ
本記事では、老後は「減らさない資産形成」をする重要性と、おすすめの安全資産について解説しました。
高齢になると、働いてお金を稼げなくなります。そのため、リスクを積極的に取るのではなく、低リスク低リターンの安全資産に投資したほうがよいでしょう。老後に投資する安全資産として、預貯金、国債、貯蓄型保険などがおすすめです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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