【実録】「金融機関勤務」はノルマやストレスがヤバい!? でも給与や福利厚生は充実してるって本当?
ファイナンシャルフィールド / 2023年6月24日 10時40分
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金融機関は数多くの金融商品を取り扱っていますが、それぞれの商品で毎年ノルマが決められているのが一般的です。出されたノルマに対してどれくらい達成できたかによって個人の評価・店舗の評価が変わるため、金融機関営業員はノルマを達成できるように業務に取り組んでいます。 中にはノルマを達成できないと店舗に戻れないとうわさされることもあり、実際にノルマを達成できないとさまざまな問題が起こる場合は少なくありません。 本記事では、ノルマを達成できないと店舗に戻れないのか、ノルマが達成できないと詰められるかについても紹介するので、気になる人は参考にしましょう。
「ノルマを達成できないと店舗に戻れない」は半分本当
「ノルマを達成できないと店舗に戻れない」は半分本当で、実際にはノルマを達成していなくても店舗に戻ってくるように連絡が来ます。取り扱っている金融商品の種類が多く、それぞれの金融商品にノルマが課せられているので得意分野は達成できても苦手分野の達成ができないためです。
ただし、ノルマを達成できていないと朝営業に出る前に上司から「ノルマの達成ができるまで帰ってくるな」と言われて、ノルマを達成できていないときは通常よりも遅い時間まで営業に回るのは珍しくありません。
店舗にも自主的に戻らずに遅い時間まで頑張って営業して融資契約が取れても、内容を確認して融資額が低いと給料分だけ働いていないといわれることも経験しています。他にもノルマが達成できていないからなんとか契約を取ろうと考えて飛び込み営業して、店舗に戻る時間がかなり遅くなると点数稼ぎといってくる上司や先輩も多かったです。
店舗内で足の引っ張り合いをしている場合も多く、中には契約直前までいった話を最後の詰めだけ奪っていく人もいます。
ノルマを達成できないと詰められる
ノルマを達成できないと指摘されるのは日常茶飯事といえ、実際に与えられているノルマをすべて達成できている人は年間で1人いるかどうかでした。しかし、与えられたノルマを達成できていないと定例会議などで指摘されるのに加えて、営業から戻ってきた後に上司や先輩から当日の獲得を聞かれます。
また、指摘してくるのも1人だけではありません。先輩、上司から指摘されて、支店長に指摘されてと1日に複数の人から指摘されるのが通常です。先輩や上司も支店長からは指摘されるイライラやストレスをさらに下の人間にぶつけるためか、若手社員の離職率は高い傾向にありました。
店舗に戻らずに営業していて契約が取れていなくても褒められる人もいれば、短い時間で効率的に契約を取っていても怒られる人もいるなど、はっきり言ってどれだけ上司に対して取り入っているかで決定していると面があるといっても過言ではありません。すべての金融機関で行われているわけではありませんが、筆者が働いていた金融機関では達成がほとんど不可能な設定がされていました。
そのため、ほとんどの営業員がノルマを達成できずに遅くまで営業している日も多く、ノルマを達成できなくて精神的なストレスやプレッシャーで心身のバランスを崩す人は年代を問わず少なくありません。
残業代などは支払われる
ただし、店舗に戻れなくて働いている間も残業代は支払われ、勤務時間の後に営業することはありません。コンプライアンスの問題などが厳格になっているため、銀行側としても各種手当は問題なく支払われる傾向にあります。
しかし、残業代があまりにも多くなりすぎると人事部などから確認がくるので、あまりにも残業時間が多いのは好まれません。
まとめ
金融機関ではノルマが厳しく設定されていますが、給料面や福利厚生面では他の業界よりも安定していると感じる部分も多かったです。しっかりと自分自身の成績を残せるのであれば、給与もどんどんと上がるだけでなく、店舗に戻っていない間も残業代はしっかりと計算されています。
ノルマが厳しいのは事実ですが、会社としての体制は十分に整えられているといえるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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