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結納金の相場はどれくらい? 「地域差」があるって本当?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月24日 2時30分

結納金の相場はどれくらい? 「地域差」があるって本当?

結納金には、具体的な決まりがありません。どのくらいの額を準備したらよいかで、悩んでいる人もいるかもしれません。結納金の相場額は、地域によって差があります。首都圏、関西エリア、東海エリアなどは、結納金の額が高い傾向があります。   これから結納を控えている人は、お住まいの地域の相場額を調べておいたほうがよいでしょう。本記事では、結納金の相場額や、地域差などを紹介していきます。

そもそも結納金とは?

結納は、昔から日本で執り行われてきた、婚約の儀式です。その起源は、1600年以上昔の、仁徳天皇の時代までさかのぼります。仁徳天皇の皇太子が妃を迎えるときに、納采を用意したことが、結納の始まりだといわれています。一般庶民が結納を行うようになったのは、明治時代になってからです。
 
結納金は、この結納を行う際に用意する、お金のことを指しています。正式な婚約の証しとなるものであり、結婚の支度金として、男性側が女性側へ贈ることが一般的です。婿に入ってもらう場合は、反対に、女性側が男性側に結納金を贈ります。
 

結納金の相場はいくら?

結納金の額には、明確な決まりがありません。具体的な金額があるわけではないため、これから結納を控えている人は、どのくらいのお金を用意したらよいのか、迷ってしまうこともあるでしょう。
 
ゼクシィが2022年に行った結婚トレンド調査によると、全国の結納金の平均値は、98.8万円でした。この額の内訳をみると、50万円未満が2.8%、50~100万円未満が16.0%、100~150万円未満が74.2%、150~200万円未満が1.3%、200万円以上が5.7%となっています。この調査結果からは、100~150万円未満の結納金を準備する人がもっとも多いことが分かります。
 

地域によっても結納金の相場が異なる

結納金の額には、地域差があります。ゼクシィの調査によると、結納金の平均額が一番高かったのは、宮城・山形でした。宮城・山形の平均額は、113.1万円です。100~150万円未満の結納金を準備する人の割合も高く、200万円以上を用意する人は、6.9%となっています。
 
2番目に結納金の額が高かったのは首都圏です。首都圏の平均額は、112.9万円でした。3番目に結納金の額が高かったのは、福島です。福島の平均額は、109.4万円でした。4番目に高いのは、関西エリアです。平均額は108.7万円となっています。5番目は、富山・石川・福井で、平均額は101.1万円でした。
 
ちなみに、もっとも結納金の額が低かったのは北海道です。北海道の平均額は67.8万円となっており、もっとも高い宮城・山形と比較すると、50万円近くの差がありました。
 
このように、各地域によって、結納金の金額には大きな差があります。お住まいの地域の相場もよく把握したうえで、最適な金額を用意したほうがよいでしょう。
 
結納金だけでなく、お返しの額についても、地域差があります。関東式の結納の場合は、結納金の半額を返すのが一般的となっており、「半返し」とも呼ばれています。関西式の結納の場合は、結納金の1割程度をお返しするのが一般的です。地域によっては、お返しをしないケースもあります。
 

結納金の平均相場は100~150万円!

結納金の全国平均額は、100~150万円となっています。もっとも金額が高い地域は、宮城・山形です。東海エリア、首都圏、関西エリアのほか、福島、富山、石川、福井なども結納金の額が高くなっており、平均額が100万円を超えています。現代では、結納金の代わりに、記念品を贈るカップルも少なくありません。結婚する二人やご家族同士でよく話し合って、決めるとよいでしょう。
 

出典

株式会社リクルート ブライダル総研 ゼクシィ結婚トレンド調査2022 首都圏
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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