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「実家暮らし」は、毎月いくら生活費を入れるのが普通?「一人暮らし」と生活費を比べるとどうなる?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月24日 10時20分

「実家暮らし」は、毎月いくら生活費を入れるのが普通?「一人暮らし」と生活費を比べるとどうなる?

実家暮らしの場合、年齢にもよりますが、実家に毎月、生活費を入れるべきなのか、またその場合は、どのくらいの金額を入れるのが一般的なのか、目安を知りたい方は多いことでしょう。   この記事では、実家暮らしの人が家に入れているお金の平均額や、お金を入れている人の割合を紹介します。また、比較対象として、一人暮らしにかかる1ヶ月のお金の平均額もお伝えします。

実家暮らしの人が家に入れているお金の平均額は4万円

保険相談サービスの提供などを行う、保険マンモス株式会社が、実家暮らしの人(500名)を対象に、2022年3月に実施したアンケート調査によると、実家に入れているお金の平均額は約4万円でした。同調査で、「実家にお金を入れていない」と回答した人は、全体の26%であり、つまり大半の人が、実家にいくらかはお金を入れていることが分かりました。
 
実家に入れている金額やその割合は、年齢によって差がみられ、50歳までは、年齢が上がるほど、実家に入れるお金の平均額も上がる傾向にあります。
 
まず、19歳以下では、実家に入れている平均額は約2万6000円と低めで、また全体の58%が、家にお金を入れていないと回答しました。20~30歳になると、平均額は約3万4000円に増え、一方で、お金を入れていないと回答した人の割合は、36%にまで減ります。働き盛りの31~40歳では、平均額は約4万2000円となり、お金を入れていない人の割合も21%と、全世代を通じて最も少なくなります。41~50歳になると、平均額は約4万7000円になりますが、お金を入れていない人の割合は26%と、若干増えます。51~60歳では、平均額は約4万5000円と微減しましたが、お金を入れていない人の割合は26%と、変わりませんでした。
 

一人暮らしにかかる1ヶ月の平均額は約16万円

一人暮らしにかかる1ヶ月の費用は、総務省の「家計調査報告(家計収支編)」における単身世帯の結果を、参考にできます。2022年の平均結果によると、単身世帯の消費支出の月平均額は約16万2000円となっており、一人暮らしで毎月負担することになる金額は、かなり大きいことが分かります。一人暮らしで必ずかかってくる食費や水道光熱費をみてみると、支出額が最も大きかったのは食費で、約4万3000円、水道光熱費は約1万3000円でした。この二つを合計しただけでも5万円を超え、さらにそこに家賃が加わるわけです。
 
つまり、実家に生活費として4万円入れたとしても、実家暮らしをするほうが毎月の出費を大きく抑えられるでしょう。
 
また、家計調査報告における単身世帯の住居費の月平均額は、約2万3000円となっています。エリアや間取りにもよりますが、賃貸となると、実際の賃料はもっと高額になる可能性が高いでしょう。つまり、月の出費額を16万円程度に抑えるためには、食費を含むそのほかの生活費を、平均額以下に節約する必要性があるということです。
 

無理のない金額を実家に入れて、貯金もしよう

一人暮らしによって出ていくお金は、決して少なくありません。実家に住んで、親に生活費を払うほうが、トータルの出費を大きく抑えられて、結果的に貯金もしやすいでしょう。また、きちんとお金を渡すことは、社会人としての自立につながり、親の生活にも余裕が生まれます。
 
ただし、本記事でお伝えした金額は、あくまでも目安です。手取り額とのバランスも考えて、親とも相談のうえで、無理のない金額を入れるようにしましょう。
 

出典

保険マンモス株式会社 「実家暮らしに関するアンケート調査」(PR TIMES)
総務省 家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要(P15)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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