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投資を始めたいけど投資にまわすお金がないときに試してみてほしいこと

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月25日 10時10分

投資を始めたいけど投資にまわすお金がないときに試してみてほしいこと

いろいろな人の話やテレビ・新聞等から、投資を始める必要があるのだろうということは分かるけれど、投資にまわすお金がない、という人もいます。今回は、そのような人はどうしたらいいのか、ということをお話しします。

投資を始めたい。でも・・・。

日経平均株価の昨年末の終値は2万6094円(注1)でした。これと比較すると、最近の株価は約6000円値上がりしていることが分かります。投資に興味のなかった人であっても、景気が良さそうだから投資を始めてみようかな、という気分になることでしょう。
 
しかし、家計の現状を見ると投資に使えるお金はありません、という人も多く、特に子育て世代はそのようになりがちです。では、どうしたらよいのでしょうか。
 

家計の再チェック

まずやってみてほしいことは、何よりも家計の再チェックです。家計の把握方法は人によっていろいろです。
 
家計簿をしっかりつけて、ほぼ誤差のない管理をしている人(ほとんどいない印象です)、家計簿アプリを使って管理している人(最近多い傾向です)、使う項目ごと(食費・日用品・子どもの塾関係・子どもの学校関係など)に予算を決め、お金を封筒に入れて管理している人、通帳で全て管理している人など、ざっと挙げただけでも複数存在しますが、自分に合った方法を見つけることが大切です。
 
家計を把握していない人は、まず家計を把握することから始めましょう。
 
家計を把握している人が再チェックをする場合は、ポイントは以下のとおりです。

●使途不明金がないか(「その他」項目に理由の分からない支出を分類していないか)
●何か分からない、あるいは使っていないサブスクを継続していないか
●携帯電話の契約内容のうち、使っていない内容のものがないか
●通信販売等で使わないものを購入していないか
など

こういったことを見直すだけで、少しのお金が集まって投資にまわせる金額になることもあります。
 

手段を再チェック

お金を増やす手段には「かせぐ(働く)」「ためる(預貯金)」「増やす(投資)」が存在します。そのうち投資でお金を増やしていきたいと考えるのであれば、資金が必要です。資金を得る手段としては「かせぐ(働く)」「ためる(預貯金)」を見直します。
 
「かせぐ(働く)」の見直しポイントは、昇給や転職という手段もありますが、副業というのも1つの選択肢です。副業はサラリーマンとして働く人は許可がないとできませんが、不要物を売るといったことでも、お金を得ることはできます。副業が許される会社で働いているのであれば、積極的に働くこともできます。
 
「ためる(預貯金)」の見直しポイントは、貯めている金額を変更することです。銀行等の金融機関に預けておくだけでは、なかなかお金は増えないので、その預けていた金額を減らして投資にまわすことを考えてみましょう。もちろん、貯めることも大切なので貯めていた全額を投資にまわすことは、避けてください。
 

お金を増やしてやりたいことのできる人生を

お金を増やしたいという思いは、誰もが持っている自然なものです。その実現のため、上記の2つの再チェックを行い、投資ができるお金を作り出し、自分がやりたいことができる楽しい生活を送ってほしいものです。
 

出典

(注1) ヤフージャパンファイナンス 日経平均株価時系列データ
 
執筆者:秋口千佳
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士

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