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「湯船につかる派」vs「シャワー派」電気・ガス代はどれくらい変わる?

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月26日 10時20分

「湯船につかる派」vs「シャワー派」電気・ガス代はどれくらい変わる?

水道光熱費を節約するにあたって、毎日のお風呂にかかる電気・ガス代が、気になるという方も多いのではないでしょうか。湯船にお湯をためることで、シャワーを使うよりも節約できると考える人も少なくないようですが、具体的にどのくらいの違いがあるのでしょうか。   この記事では、湯船派・シャワー派による、電気・ガス代の違いについて解説します。

湯船派とシャワー派、どちらが安い?

湯船のお湯だけでお風呂を済ませる場合と、シャワーだけでお風呂を済ませる場合とでは、どちらのほうが、電気・ガス代の節約になるのでしょうか。
 
まず前提として、都市ガスとプロパンガスでは、価格が大きく異なる場合があり、とくにプロパンガスのほうが、都市ガスよりも高い傾向にあります。また近年では、ガスを使わずに、電気温水器でお湯を沸かす家庭も増えています。このような違いを踏まえて、それぞれの料金で、お風呂の電気・ガス代を比較していきましょう。
 
まず、シャワーの場合です。一般的にシャワーを使うと、1分間で約12リットルのお湯を使用します。シャワーは、人によって利用する時間が変わってくるほかに、シャンプーをしている間は止めるなど、節約を意識していないと長時間流しっぱなしになることもあるために、注意が必要です。
 
1回のシャワーで、合計5分間お湯を流す場合、60リットルの水を使うことになり、これを都市ガスで温めると約22.5円(従量単価1立方平方メートル当たり180円として)、プロパンガスで温めると約30円のガス代(従量単価1立方平方メートル当たり540円として)、電気温水器(5000W、電力料金目安単価31円/kWhとして)では約7.8円の電気代となります。
 
一方、湯船に入れるお湯は、一般的に200リットル程度です。200リットルの水を温めるガス代は、都市ガスで約75円、プロパンガスで約100円のガス代、電気温水器では約26.4円(17分で湯船にためるとして)の電気代となります。
 
ただし、これは髪や身体を洗うお湯も、すべて湯船のお湯を使った場合であり、シャワーを併用した場合は、さらにガス代や電気代がかかってしまう点に気をつけましょう。
 
また、1分間で12リットルのお湯を使うという点から、17分シャワーを利用すると204リットルとなり、湯船に使う湯量よりも多くなります。そのため、17分以上シャワーを使う場合は、湯船にお湯をためて使ったほうが安くなると考えてよいでしょう。
 
家族全員がお風呂を使う場合には、それだけシャワーの利用時間も増えますので、人数が多い場合ほど、湯船のお湯を利用するほうが、節約につながります。
 
また、これらの費用には、水道料金も含まれる点を忘れてはいけません。
 
水道料金は、地域にもよりますが、200リットルの水道料金を約48円(1リットル当たり0.24円として)とすると、シャワーを1分間に利用する場合の総費用(水道料金+ガス代・電気代)は都市ガスで約7.4円、プロパンガスで約8.9円、電気温水器では約4.4円となります。シャワーを使えば使うほど、この金額が増えていくことになりますので、シャワー派の方は、こまめな節約が大切です。
 

湯船とシャワーの違いを知って効率よく節約しよう

お風呂は、ほとんど毎日入るものであるため、その節約方法に気を配るだけで、大幅な水道光熱費削減を見込むことができます。感覚的には、シャワーを使ったほうが、電気・ガス代が安くなると思われがちですが、家族の人数が増えたり、1回のシャワーが長かったりする場合には、湯船のほうが経済的な場合も多いのです。
 
みなさんも、それぞれのご家庭のお風呂事情をもとに、湯船とシャワー、どちらが合っているかを見直してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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