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中・高6年間で「塾代」はどのくらい? 教育費を節約しつつ合格を目指す3つのポイント

ファイナンシャルフィールド / 2023年6月29日 11時0分

中・高6年間で「塾代」はどのくらい? 教育費を節約しつつ合格を目指す3つのポイント

子どもが中高生になると、多くの親御さんが塾に通わせることを検討するでしょう。周りは塾代にどのくらいかけているのか、どのように節約すれば家計の負担を抑えて学習成果を上げられるのかに、頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。   学習内容が難しくなり、受験も控える中高生の塾代は、高額になる傾向があります。本記事では、中高6年間でかかる平均的な塾代を紹介するとともに、塾代を上手に節約する3つのポイントを解説します。

中学1年~高校3年までにかかる塾代は?

文部科学相が実施した「令和3年度子供の学習費調査」の結果によると、中学生・高校生の学年別学習塾費の年間平均額は、図表1のとおりです。
 
【図表1】
 

 
文部科学相「令和3年度子供の学習費調査」より筆者作成
 
在学中ずっと平均額程度の塾代がかかった場合、中学校では公立:約75万円、私立:約53万円、高校では公立:約36万円、私立:約52万円の費用が必要です。中高を通すと、公立中学校から公立高校に進学した場合で110万円以上、公立中学校から私立高校に進学した場合で130万円ほども塾代がかかる計算となります。
 

塾代を節約して受験合格を目指す3つのポイント

平均程度に抑えても中高6年間で100万円を優に超える可能性がある塾代を、どのように捻出するのか頭を悩ませる親御さんも多いでしょう。ここでは、ポイントを押さえて無駄な塾代を削減する方法を紹介します。
 
主なポイントは以下の3つです。
 

●通信教育や参考書学習に取り組む
●苦手科目や受けたい集中講座だけに絞る
●塾通いの開始時期をよく検討する

 

通信教育や参考書学習に取り組む

自学が苦にならず、上手に取り組めるタイプの子どもであれば、塾に通わなくても自宅学習だけで十分な成果を上げられることがあります。そのため、初めから塾通いを選択せずに、比較的費用がかからない通信教育や参考書学習に取り組んでみるのは一つの方法でしょう。
 
「中高生になれば学習塾に通うもの」と思い込まず、子どもに合った補助学習方法を選択することが大切です。
 

苦手科目や受けたい集中講座だけに絞る

学習塾に通う場合は、5教科フルコースで指導を受けるのではなく、苦手科目だけを受講する、夏期や冬期の集中講座だけに通うなど、必要最低限の内容に絞るのが、無駄を省いて費用を抑えるコツです。子ども自身が必要と感じるサポートだけに絞ってメリハリをつけることは、継続しやすさや効率的な学力向上にもつながります。
 
塾に通う目的が普段の学力向上なのか受験対策なのか、子ども自身はどのようなサポートを受けたいと思っているのかなどを明確にして、受講する内容を絞り込みましょう。
 

塾通いの開始時期をよく検討する

塾に通い始める時期の見極めも、大切なポイントです。「友達はみんな通っているから」「そろそろ受験のことを考えるべき時期だから」といった理由だけで塾通いを始めると、本当は塾に行かずに自己学習だけで対応できる時期にもダラダラと塾に通うことになり、無駄な塾代や時間を費やすことになります。
 
本来塾に通うのは、子ども自身が「塾のサポートがなければ不安」「自己学習では十分な成果を上げられなくなった」と感じたときにスタートすれば問題ないはずです。周囲の雰囲気に流されないようにしましょう。
 

中・高の塾代は高額になりやすい! 上手に節約しよう

文部科学省の調査結果から分かるように、学習内容が高度になり、本格的な受験シーズンも訪れる中学生、高校生の時期は、高額な塾代がかかりやすいときです。トータル100万円以上かかることも珍しくない塾代の節約と、学力の維持・向上や受験合格を両立するには、ポイントを押さえた節約術が不可欠です。
 
わが子に塾通いが本当に必要かどうか、子ども自身が塾でどのようなサポートを受けたいのかを考えれば、必要最低限の費用で子どもにとって最適な補助学習の方法を選択できるでしょう。
 

出典

文部科学省 結果の概要 令和3年度子供の学習費調査

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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