日々の生活を圧迫する電気代の高騰!「銭湯」を使うと節約につながる?
ファイナンシャルフィールド / 2023年6月29日 7時30分
各電力会社の料金値上げ発表にはじまり、昨今はさまざまな料金が値上がりしています。 水道光熱費は、生活に欠かせないものではありますが、家計を圧迫する原因のひとつでもあります。本記事では、毎日湯船につかりたいと思っている、一人暮らしの人でもできる節約方法について、紹介いたします。
一人暮らしのお風呂はどのくらい費用がかかる?
浴槽の大きさや、ガスの種類によっても異なりますが、浴槽にお湯を張って、お風呂に入ると、ガスの水道光熱費が1回約60円かかります。
シャワーのみ利用した場合は、25分間で約50円です。浴槽につかったうえでシャワーも使うと、約110円かかる計算となります。
銭湯とは?
銭湯は、公衆浴場法という法律で定められた、都道府県の許可を受けた公衆浴場を指します。都道府県によって料金が異なりますが、東京都の場合は1回500円です。回数券を利用すれば、1回あたり450円で利用できます。
昭和の中ごろまでは、自宅に浴室のある家庭が少なかったこともあり、銭湯はごく身近な存在でした。しかし、現在では、ほとんどの家庭に浴室が備わっていることや、燃料費の高騰などの理由により、銭湯の軒数はとても少なくなってきています。
自宅のお風呂とどちらがお得?
銭湯と、自宅で入浴をする場合を比べると、自宅のほうが安く上がります。浴槽にお湯を張って入浴した場合でも、同様です。
しかし、銭湯は大きな浴槽があり、足を伸ばしてじっくり温まることができて、薬湯やサウナがあり、昔ながらの情緒を感じられるなど、銭湯ならではの雰囲気があって、今も根強いファンがいます。節約を考えると、基本は自宅で入浴して、銭湯の利用は週1回程度にとどめておくのがよいでしょう。
知っておきたいお風呂の節約術
お風呂を使う際に、少しの工夫をするだけで、水道光熱費が節約できる方法もあります。簡単なことばかりですので、水道光熱費が気になる方は、ぜひ意識して行ってください。
湯船に湯を張らず、シャワーだけ使う
シャワーヘッドを節水効果が高いタイプの製品に取り換えることで、節約になります。節水効果があるシャワーヘッドは穴が小さくなっており、水圧が上がることによって、通常より少ない水量でも勢いよく水が出る仕組みです。
節水式シャワーヘッドは、製品によっても異なりますが、節水効果が高く、年間で換算するとかなりお得になります。
シャワーはこまめに止める
シャワーを使う際は、出しっぱなしにせず、こまめに止めるようにしましょう。ずっと流しているよりも、都度止めるほうが安くなります。
シャワー時間をできるだけ短くするように心がけることで、さらに、水道光熱費を削減できます。シャンプーをしている間は、止めるように意識しましょう。
足し湯機能を選ぶ
追いだきや足し湯など、機能が選べるお風呂の場合は、足し湯を選ぶことをおすすめします。冷えたお湯を温めなおす追いだきのほうが、より多くのエネルギーを必要とするからです。特に寒い時季には、追いだきの時間も長くなってしまいますので、水道代を含めても、足し湯のほうが節約できます。
浴槽にお湯を張ったらすぐ入浴する
浴槽にお湯を張ったら、ふたをしていても、どんどん温度が下がっていきます。温度が下がったお風呂を温めなおすのには、光熱費がかかりますので、お湯を張ったら、できるだけすぐに入浴するようにしましょう。
残り湯を活用する
浴槽にお湯を張って入浴を終えたら、すぐにお湯を抜くのではなく、残り湯を洗濯や掃除、水まきなど、ほかの用途に活用することで、水道代の節約につながります。
洗濯に使う場合は、臭いが移ってしまう可能性もあるため、洗いのときのみに使用することをおすすめします。トイレのタンクに、お風呂の残り湯を入れて使うという節約方法もあります。
一人暮らしのお風呂も節約しよう
一人暮らしの場合は、毎日銭湯に行ってお風呂に入るよりも、自宅でお風呂に入るほうが経済的です。近くに銭湯があって、銭湯ならではの魅力を楽しみたい人は、週1回程度にとどめることをおすすめします。
自宅で入浴する際は、シャワー時間を工夫したり、残り湯を活用したりすることで、節約につなげられます。入浴を楽しみつつ、節約にも取り組んでいきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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