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同じ内容でも「値段」が違う?動物病院の診察料や薬代が病院によって違う理由

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月1日 3時20分

同じ内容でも「値段」が違う?動物病院の診察料や薬代が病院によって違う理由

動物病院は、実は、医院によって、診察・処方にかかる費用が異なります。それは、人間の病院と異なり、診察・治療にかかる費用に明確な基準が設けられておらず、自由診療に該当するからです。   もし「大切なペットだけれど、できれば、治療費用をおさえたい」と考えるならば、事前に、病院ごとの費用を、比較・検討する必要があるでしょう。   今回は、動物病院ごとに料金体系が異なる理由と、治療費用の負担を軽減する方法について、ご紹介します。

動物病院の費用が違う理由

動物病院の費用が医院によって異なるのは、診察・治療が自由診療に該当するからです。診療費や治療費として統一された基準はなく、各医院が、独自に価格設定できるようになっています。そのため、同じ診察・投薬・手術内容でも、かかる費用が異なるのです。
 
また、動物病院での費用負担がかさむ要因として、保険が適用されないために、治療費が全額負担となることも挙げられます。こうした理由から「思っていたよりも治療費がかさんでしまった」と感じることもあるでしょう。
 
人間の病院と比較すると、料金について不明瞭な点が多い動物病院ですが、近年では、医院のホームページに、治療費用が明記されている場合も多くなっています。そのため、治療費の相場を知っておき、比較して、自身で納得できる動物病院を選択することが大切です。
 
肝心の治療費相場については、医院によって異なるうえに、病状でも治療内容や価格が変わるため、一概にはいえません。しかし、主な治療内容と、そのおおまかな費用相場は、表1のようになりますので、ひとつの参考値として、確認しておきましょう。
 
表1

項目 相場
初診料 1000~1500円
再診料 ~1000円
採血料 数百円
尿検査 ~2000円
ふん便検査 ~1500円
ワクチン ~8000円
去勢手術 犬:~3万円程度
猫:~1万2000円程度
避妊手術 犬:~5万円程度
猫:~2万円程度

※筆者作成
 

必要に応じてペット保険も検討を

大切な家族といえるペットの様子がおかしいと感じたら、すぐに病院へ連れていきたいと思う飼い主は、多いはずです。
 
しかし、あまりに費用がかさむと、負担に感じてしまい、ちゅうちょしてしまう場合もあるでしょう。
 
あるいは、ともに暮らしはじめたときとは経済状況が変わったために「深刻な病気が見つかったら、費用を支払えるだろうか」と、悩む飼い主もいるかもしれません。そうした場合に備えて、ペット保険について検討しておくことをおすすめします。
 
ペット保険は、ペットの通院・入院・手術などでかかる費用に対して、補償を受け取れる保険です。
 
例えば、がんと診断された場合、ペットでも、数十万円の手術・入院費用や、1回数万円の抗がん剤治療が行われる場合も、少なくありません。そうした場合に、保険に入っておけば、数万円程度までに、出費をおさえられる可能性があります。
 
ただし、加入には、ペットの年齢制限が設けられている場合もあるため、早めに検討しておきましょう。
 

これから動物病院を選ぶなら比較検討しておこう

動物病院での診察・治療は自由診療になりますので、医院によってかかる費用が異なります。これから動物病院を選ぶ場合は、事前に、口コミとあわせて、費用についても調べておくと安心です。また、コストに関する不安がある場合は、事前にペット保険も検討しておいて、万が一のときにも備えておきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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