期間工は体力的にツラいと聞いたんですがホントですか？楽に稼げる仕事はないのですか？

期間工は、最長で2年11ヶ月ヶ月までと期限が決められた契約社員です。非正規雇用の中ではお金を稼ぎやすいといわれている一方、仕事がツラいといわれている職種でもあります。   期間工の仕事がツラいといわれている理由はどこにあるのでしょうか。また、期間工の仕事で楽に働けるものはないのでしょうか。期間工の仕事の現状や楽に働ける仕事を探すポイントを紹介します。

期間工として働くつらさとは

期間工として働いた経験がある人は、どのような点にツラさを感じているのでしょうか。
 

・仕事内容が体力的にツラい

期間工として働く人は、立ち仕事、力仕事、無理な体勢で働くことが多い点をツラいと感じているケースが多いです。自動車工場では扱う部品が大きいため、組み立てや組付けの部署に配属された場合、部品を扱うのに体力が必要となります。また、ボルトを締める作業にあたった場合は、同じ機器を握りしめるので、手を痛めることも少なくありません。
 

・単純作業がツラい

期間工の仕事は、未経験からでも挑戦できることが多く、簡単な作業が多い傾向です。そのため、同じ単純作業を繰り返していくと飽きてしまい、ツラいと感じる人がいます。
 

・ライン作業がツラい

工場ではベルトコンベヤーで部品が運ばれてきて、自分の作業の前後は別の人が請け負うので、自分の作業が遅れると他の人に迷惑をかけてしまいます。そのため、ある程度のスピードで業務をこなさなければなりません。慣れないうちは周りにせかされているような気分になり、精神的にツラいと感じる人もいます。
 

・夜勤や残業がツラい

メーカーによって、夜勤や残業が多い場合があり、労働時間の長さをツラいと感じる人もいます。交代勤務の場合は、短いサイクルで勤務時間が変わると生活リズムが崩れやすいこともツラさの原因の一つです。
 

・寮の環境がツラい

期間工で働く場合、寮が用意されていることがあります。寮に入れば住居費を抑えられる点がメリットです。しかし、寮の環境によっては、相部屋だったり築年数が古く設備が良くなかったりして、ツラさを感じる場合があります。
 

楽に働ける期間工はないのか

期間工として働くとさまざまなツラい点があると同時に、高収入を得られる点がメリットです。ツラいことが多いといわれる期間工の中で、比較的楽な仕事を探すポイントを紹介します。
 

・部品メーカーを選ぶ

車の車体を扱うメーカーよりも自動車部品や精密機械・電子部品を扱うメーカーを選ぶ方法があります。扱う部品は小さいものが多いので、大きな部品や重いものを扱う機会はあまりありません。また、部品を扱う工場は室内での作業が多く、工場よりも整った環境の中で働ける可能性が高いです。
 

・日勤や残業が少ない勤務先を選ぶ

求人によっては日勤のみ、残業が少ない、土日休みなどの条件で働けるところもあります。交代制勤務や残業に不安がある場合は、自分の希望に合った求人を探してみるのも手です。
 

・寮の快適さにこだわってみる

勤務先によって寮の環境はさまざまです。ワンルームマンションを寮にしているようなところもありますので、快適な寮を提供している企業にこだわって探してみても良いでしょう。
 

期間工はツラい仕事といわれているが条件を選べば比較的楽に働ける場合もある

期間工として働いた経験がある人は、体力面、仕事内容、勤務時間、寮での暮らしにツラさを感じていることが少なからずあります。一方、期間工は非正規雇用の中では多くの収入を得やすく、お金を稼ぎたい人に向いた職種です。
 
期間工の求人を出している企業はさまざまで、勤務条件や寮の環境などはそれぞれ異なります。自分のこだわりポイントに合わせて働きやすそうな求人を探してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー