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お金がないので「18きっぷ」で東京から青森の実家に帰省しようと思います。実際「お得」なのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月1日 2時20分

お金がないので「18きっぷ」で東京から青森の実家に帰省しようと思います。実際「お得」なのでしょうか?

お金がないので帰省費用を抑えたいという場合、おすすめなのが「青春18きっぷ」です。青春18きっぷを使うと、全国のJR線の普通電車が乗り放題になります。そこで、東京駅から八戸駅(青森県)の実家まで青春18きっぷで帰省した場合を例にあげて、実際お得なのかどうかを解説し、あわせて青春18きっぷの概要も紹介します。

青春18きっぷとは?

青春18きっぷとは、全国のJR線の普通電車が1日乗り放題になるフリーパスです。5枚1組で価格は1万2050円です。1回あたり2410円の計算になります。1人で5回分または5人のグループなどでの使用が可能です。
 
利用・発売期間は春・夏・冬の年3回です。2023年は春の利用期間は3月1日~4月10日(発売期間は2月20日~3月31日)、夏の利用期間は7月20日~9月10日(発売期間は7月1日~8月31日)、冬の利用期間は12月10日~翌年1月10日(発売期間は12月1日~12月31日)です。
 
JR東日本の主な駅の指定席券売機をはじめ、みどりの窓口、JR EAST Travel Service Center(JR東日本 駅たびコンシェルジュ)などで購入することができます。
 

コスパ・タイパを比較すると?

すべての路線に青春18きっぷを使うことができれば、東京駅から八戸駅まで片道2410円で帰省できます。ただし、盛岡駅から八戸駅まではJRではないため、「IGRいわて銀河鉄道」を利用するとします。そうすると、追加で3110円必要です。また、普通電車しか乗れないため、移動時間は14時間4分です。交通費は安く済みますが、移動時間はかなりかかります。
 
では、他の交通手段とコスト・パフォーマンス(コスパ)およびタイム・パフォーマンス(タイパ)を比べると、どうなのでしょうか。新幹線の場合、東京駅から八戸駅までの交通費は1万6390円と割高ですが、到着までにかかる時間は2時間49分ですみます。
 
夜行バスの場合、東京駅から本八戸駅まで3700円、本八戸駅から八戸駅まで190円、合計3890円の交通費がかかります。移動時間は東京駅から本八戸駅まで9時間43分、本八戸駅から八戸駅まで9分、合計9時間52分です。
 
飛行機の場合、羽田空港から青森空港まで1万7950円、東京駅から羽田空港まで470円、青森空港から最寄り駅である青森駅から八戸駅まで2320円で、合計2万740円の交通費がかかります。移動時間は羽田空港から青森空港まで1時間15分、東京駅から羽田空港まで55分、青森空港から八戸駅まで2時間20分で、合計4時間30分です。
 
安さだけで交通手段を選ぶのであれば、青春18きっぷが断然お得です。しかし、移動時間に半日以上かかってしまうため、安さと移動時間のバランスを考えると、夜行バスという選択肢も出てくるでしょう。
 
一方、移動時間だけで交通手段を選ぶのであれば、新幹線の利用がおすすめです。飛行機の場合、新幹線と比較して移動時間がかかるにもかかわらず、交通費が高いため、お得とはいえないでしょう。
 

コスパ・タイパを確認して帰省しよう!

お金がないのであれば、青春18きっぷの利用が断然「お得」です。東京駅から八戸駅まで片道2410円と3110円、合計5520円の交通費ですみます。ただし、移動時間は14時間4分もかかってしまいます。コスパはよいですが、タイパはよいとはいえません。紹介した夜行バス、新幹線、飛行機のコスパ・タイパを踏まえて、帰省手段を考えてみてはいかがでしょうか。
 
※ 2023/7/3記事を一部、修正いたしました。
 

出典

JR東日本 青春18きっぷ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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