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【有料レジ袋VS市販レジ袋】どっちが安いのか計算してみた! 1年間の差額はどのくらい?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月2日 2時10分

【有料レジ袋VS市販レジ袋】どっちが安いのか計算してみた! 1年間の差額はどのくらい?

2020年7月に始まったレジ袋の有料化は、今では多くの人にとって当たり前の仕組みとなっています。そして買い物をしたとき、「レジ袋は必要ですか?」、「レジ袋1枚5円です」などと言われると、不思議と無性に払いたくない気持ちになりませんか? レジ袋をゴミ袋に回せなくなったため、市販のゴミ袋を買っているにもかかわらずです。   では、ゴミ袋の代わりにレジ袋を買えばよいのではないでしょうか。エコバッグを持ち歩く手間が省けますね。   本記事では、有料レジ袋と市販レジ袋でどちらを購入したほうが安いのかを試算してみます。

スーパーやコンビニの有料レジ袋の値段

レジ袋の値段は店が自由に設定できるようになっていることから、基準となる金額はありません(1枚当たり1円未満はNGです)。一般的には1枚当たり3~5円となっており、サイズや丈夫さによって複数のレジ袋が選べるようになっている店が多いです。
 

市販のレジ袋の値段

ダイソーで購入できる「手さげポリ袋(関西45号/関東45号)」で、1枚当たりの単価を計算してみたいと思います。大きさは「45cm×53cm」で2リットルペットボトルが4本入るもので、110円(税込み)で35枚入っています。
 
110円÷35枚=約3.1円
 
ちなみに、2リットルペットボトルが2本入る「手さげポリ袋(関西35号/関東20号)」では、以下のとおり1枚当たり2円になりました。
 
110円÷55枚=2円
 

市販のレジ袋を購入したほうが安い

スーパーやコンビニで購入するレジ袋は、2リットルペットボトルが4本入るような大きめサイズになると5円かかる場合が多いです。よって、同じくらいのサイズを約3円で買えるダイソーのほうが安いといえるでしょう。
 
毎日レジ袋1枚をゴミ袋として使った場合、1年間の差額は約730円(約2円×365日)になります。
 

丈夫なのは有料レジ袋

ただ、単価的にお得なのは市販のレジ袋でしたが、レジ袋の丈夫さでは有料レジ袋のほうが上であることも知っておいてください。
 
経済産業省は有料レジ袋として販売してよいのは、「プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル(0.05mm)以上のもの」と定めています。丈夫で繰り返しての使用ができることから、レジ袋が過剰に使い捨てられることを防ぐためです。
 
これに対してダイソーの「手さげポリ袋(関西45号/関東45号)」の厚さは0.016mmとなっており、有料レジ袋の約3分の1となっています。わずか0.03mm程度の違いではありますが、袋のしっかり感は明らかに異なります。
 
重たいゴミや臭いのあるゴミなどには、有料レジ袋のほうがストレスなくゴミ袋として使えるでしょう。
 

まとめ

本記事の計算では、有料レジ袋購入と市販ゴミ袋購入とでは市販ゴミ袋のほうが単価は安いという結果になりました。袋のサイズが小さいほど1袋に入っている枚数が多くなり単価も安くなるので、ゴミのサイズに応じて使い分けるとより節約になるでしょう。
 
ただし、有料レジ袋のほうが厚みのある場合が多いので、丈夫なゴミ袋を使いたいときに備えて、たまに購入しておくと便利かもしれません。
 

出典

経済産業省 プラスチック製買物袋有料化 2020年7月1日スタート
 
執筆者:佐々木咲
2級FP技能士

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