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【新車購入】高額値引きのために「オプション」をてんこ盛り! 得する? 損する?「利益率」の高いオプションについても解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月4日 2時20分

【新車購入】高額値引きのために「オプション」をてんこ盛り! 得する? 損する?「利益率」の高いオプションについても解説

車は数百万円単位の高額な買い物です。1万円でも安く購入するために値引き交渉をする人も多いと思いますが、値引きのテクニックとして「オプションを多く取り付ける」という方法があります。オプションを付ければ付けるほど購入価格が上がってしまいますが、値引きのためにオプションを多く付けるのは得をするのでしょうか。   本記事では新車ディーラー勤務経験のある筆者が、車の値引きとオプションの関係について紹介します。

新車購入時の値引き、どこから引けるの?

新車購入時、値引きをする場合はどこから値引きできるのかということを疑問に思う人も多いでしょう。ここでは代表的な4つの点を見ていきます。
 

車両本体

最も基本的な部分は車両本体からの値引きです。ここでいう車両本体とは、注文時に決めるメーカーオプションも含まれます。
 

オプション

本記事で言及するオプションとは、ディーラーオプションのことを指します。こちらのオプションは後付けが可能で、完成した車にディーラーの工場などで取り付けをするものです。
 

諸費用

新車を公道で使えるようにする場合、ナンバー登録などの手続きが必要です。これらの部分はディーラーに支払う手数料になっていますので、多少の値引き交渉が可能となります。
 

下取り車

実はこの部分も交渉が可能です。値引きというよりは下取り価格の増額をすることで実質的な値引き額の向上を目指します。
 

車両本体価格からの値引きには限界がある

ディーラーがメーカーから車を仕入れてユーザーに販売するというのが新車販売のスキームです。ディーラーは車両を販売すると一定の利益を得ることができますが、その利益幅は思ったほど大きくありません。
 
つまり、車両本体価格からの値引きはそれほど期待できないと考えていいでしょう。具体的な値引き額は車種によって変動しますが、筆者の経験上、おおむね5%ほどとなります。
 

値引きを引き出すための「オプション盛り」をするのはどうなの?

ディーラーオプションは比較的利益が出やすい価格設定となっているため、オプションを付ければ付けるほど値引き額の増額が期待できます。とはいえ、自身が必要と思っていないようなオプションをわざわざ取り付ける必要はありません。その分購入価格が上がってしまいますので、自分が本当に必要で欲しいと思うオプションをつけるようにしましょう。
 

高額値引きを狙えるオプション3選

ディーラーオプションは、その種類によって利益率が異なります。値引き額の増額を狙うのなら、利益率の高いオプションを積極的に選択するとよいかもしれません。ちなみに筆者がディーラー勤務していた時点での利益率が高いオプションは以下の3つが代表的です。
 

●ボディコーティング
●フロアカーペット、サイドバイザー
●ディーラーが独自に設定している用品

 
これらは現在も利益率が高いオプションといわれています。
 
これに加え、ディーラーに契約目標が科されることの多い日本自動車連盟(JAF)への加入も値引き交渉時に有利に働くことがあります。JAFへの加入はディーラー側が提示してきたタイミングで検討に入る方が無難です。購入する側から提示してしまうと値引き交渉の材料にできない可能性もありますから、待ちの姿勢がおすすめです。
 

高額な買い物だからこそ、オプションは厳選しよう

車は数百万円の買い物になりますので、数万円のオプションは微々たるものに感じてしまうかもしれません。
 
「このオプションをつけたら、ちょっといい食事が何回も行けるな」などと日々の費用と比較して考えると、つい無駄なオプションを追加してしまいそうな場面でも、思いとどまることができるのではないでしょうか。気持ちが大きくなってしまうのは仕方のないことですが、欲しいものとそうでないものの取捨選択を心がけましょう。
 
執筆者:宇野源一
AFP

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