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ジェネリックって安いけど本当に効く…?先発医薬品との「効き目」と「費用」の違い

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月5日 9時50分

ジェネリックって安いけど本当に効く…?先発医薬品との「効き目」と「費用」の違い

処方箋を持って薬局へ行くと「ジェネリックにしますか?」と聞かれることがあります。   「いまさら聞けないけど、ジェネリックってなんなの?」「ジェネリックを選んでも大丈夫?」と、不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。   ジェネリック医薬品とは、先発医薬品、つまり新薬の後に開発された、後発医薬品のことです。 先発医薬品と比べて価格が安いため、薬局ですすめられることも多いと思いますが、実際にどれくらい安いのか、なぜ安いのかを、確認しておいたほうが安心でしょう。   本記事では、ジェネリック医薬品の効果についても、ご紹介します。

ジェネリックはどのくらい安いの?

薬の種類や服用する期間にもよりますが、ジェネリック医薬品の価格は、先発医薬品の5割程度になることもあります。
 
実際の差額について、いくつかの種類の薬を例に挙げて、表1にまとめましたので、参考にしてください。
 
表1

※価格は令和2年6月時点での3割の窓口負担分(薬剤料のみ)
※全国健康保険協会島根支部「ジェネリック医薬品にするとどのくらい安くなるの?」をもとに筆者作成
 

ジェネリックが安いのは開発費用を抑えられるから

ジェネリック医薬品の費用が安いのは、先発医薬品よりも、開発費用を抑えられることが理由です。
医薬品メーカーが新薬を開発して、承認を得るまでには約9~17年、開発費用は約300億円以上かかります。
 
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分を使うため、有効成分の開発をする必要がありません。
開発期間は約3〜5年、開発費用は約1億円前後で済みます。
 
こうした開発費用の違いが、医薬品の値段に反映されているということです。
 

ジェネリックは本当に効くの? 先発医薬品との効き目の違いについて

ジェネリック医薬品は、先発医薬品とは形や大きさが違うものもあるため「効き目にも違いがあるのではないか」と、不安に思われる方もいらっしゃるはずです。
 
ジェネリック医薬品は、有効性や安全性が、先発医薬品と同等である必要があり、安定性試験や、生物学的同等性試験などによって、それが確認されています。
 
薬の形や大きさが先発医薬品と異なるのは、使用する添加物に違いがあるためです。
添加物は、薬理作用がなく、安全性が確認されたものだけが使用されているため、効き目に差が出ることはありません。
 
そのため、安心して服用できます。
 

ジェネリックを上手に活用して薬代を節約しよう

ジェネリック医薬品は、先発医薬品よりも価格が安いだけではなく、苦みを抑えたり、カプセルのサイズを小さくしたりして、飲みやすいように工夫されているものもあります。
 
薬の種類や処方期間によっては、先発医薬品と比較して、年間で1万円近い差額が生じることもあるため、長期的な服用が必要で、医療費の負担が心配な方は、ジェネリック医薬品を選択肢に入れてみましょう。
 

出典

全国健康保険協会 島根支部 「ジェネリック医薬品にするとどのくらい安くなるの?」
日本ジェネリック製薬協会「ジェネリック医薬品とは」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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