副業をしたくても時間がない！ 月3万円くらいの収入になる副業って何がある？

副業をして収入を増やしたい気持ちはあるけれど、時間がなくて諦めているという人もいるでしょう。しかし、まとまった時間がなくても、隙間時間などを活用して副業で稼ぐことは可能です。   本記事では、副業をしている人がどのくらいの時間を費やしているのかを解説するとともに、始めるのが難しくなく月に3万円程度稼げる可能性のある副業を紹介します。

副業をしている人はどのくらいの時間を割いているのか

厚生労働省が発表した資料「副業・兼業に係る実態把握の内容等について」によると、2020年7月に15万9355人の分析対象者の回答結果で、1週間あたりの副業の総実労働時間は、10時間以上20時間未満の人が25.6％と最も多く、5時間以上10時間未満が24.3％、5時間未満が23.0％と続きます。1ヶ月あたりに換算すると、多くの人が20～80時間あまりを副業に割いていると考えられるでしょう。
 
20～80時間の実働時間で月3万円を稼ぐには、1時間あたり約400～1500円を稼げばよい計算となります。
 

月3万円を毎月稼ぐにはどんな仕事がある？

少ない時間の副業で月3万円を稼ぐには、隙間時間を有効活用しやすい自宅でできる仕事や自分の趣味や特技を生かせる仕事、本業の終業後に無理なくできる仕事がおすすめです。例えば、次のような副業が考えられます。

●WEBライター
●データ入力
●コンビニや飲食店などの夜間アルバイト
●投資
●ネットショップ経営

それぞれの内容や必要なスキル、メリット、取り組むときの注意点などをまとめました。
 

WEBライター

WEBライターは、WEBメディアの記事を執筆する仕事です。特別なスキルや機材は必要なく、リサーチ力や一定の文章力、PC、タブレットなどの端末があれば、自宅ですぐに始められます。
 
クラウドソーシング経由の受注やWEB制作などを手掛ける会社からの外部委託などが、WEBライターの一般的な受注経路です。報酬は、文字単価あるいは記事単位で設定されることが多く、労力に対して報酬が低い案件も多いため、効率良く稼ぐには受注内容を厳選する必要があります。
 

データ入力

データ入力は、与えられた紙資料などの内容をテキストデータとして入力したり、指定された情報を調べてリストにまとめたりする副業です。タイピングのスキルがあれば、特別な知識や技能は必要ない場合が多いでしょう。単純作業であるため短い時間でも件数を稼ぎやすく、隙間時間を活用したい人にも取り組みやすい点も特徴です。
 
データ入力の仕事は、クラウドソーシングや求人情報サイトなどで探せます。時間単価制や発注1件ごとの報酬が決められている場合など、報酬体系はさまざまです。
 

コンビニや飲食店などの夜間アルバイト

コンビニや飲食店など、本業の終業後の時間帯に就業できるアルバイトもメジャーな副業です。時給制のシフト制勤務の場合が多く、出来高制の仕事と比べて稼げる金額をあらかじめ把握しやすいメリットがあります。
 
ただし、会社に雇用されて働くアルバイトは、週に20時間以上働く場合など一定の条件を満たすと社会保険に加入しなければなりません。本業だけの場合と比べて保険料の負担が増える可能性があるため注意が必要です。
 

投資

株式売買などの投資で出た利益を、副収入とする方法もあります。本業で十分に稼いでいて、運用に回せる余裕がある人におすすめの副業です。インターネットを利用して運用をする方法であれば、在宅の時間を活用できます。
 
ただし、一定の知識がなければ取り組みにくい点、損失を出すリスクをゼロにはできず絶対に稼げるのではない点には注意が必要です。

 

ネットショップ経営

自分で商品を仕入れてネットショップで販売することを、副業にする人も多くなっています。自分で開業してショップを経営するとなると、ハードルが高そうに思えますが、モール型のショッピングサイトに出店する方法であれば、WEB制作や集客の知識がなくても、スマートフォンなどを利用して比較的手軽にショップを開店できます。
 
ただし、ネットショップは売れなければ収入になりません。望む利益を出すには、トレンドに敏感になる、競合ショップとの差別化を図る、宣伝に力を入れるといった工夫が必要です。
 

得意なことや隙間時間を生かせば月3万円は十分稼げる

副業とは、アルバイトなどのダブルワークだけではありません。皆が取り組んでいる副業にはどのようなものがあるのかを知り、無理なく取り組めそうな副業を探してみましょう。
 
隙間時間を活用できる仕事や得意なことを生かせる分野に絞って副業をすれば、限られた時間を効率良く使って副収入を得られます。月に3万円以上稼ぐことも難しくないでしょう。
 

出典

厚生労働省 副業・兼業に係る実態把握の内容等について
内閣府 パート・アルバイトの皆さんへ 社会保険の加入対象により手厚い保障が受けられます。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー