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2023年夏のボーナスは「増加」が4割超! 4つの賢い賞与の使い方とは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月5日 9時0分

2023年夏のボーナスは「増加」が4割超! 4つの賢い賞与の使い方とは?

賞与は普段の給料とは異なる臨時収入なので、前年よりももらえる金額が多いとうれしいものです。しかし、現在の生活を充実させるだけでなく、将来に備えるためにも賢い賞与の使い方を知っておくことは有意義です。   以下で、昨年度よりも多くもらえそうな賞与に関する、賢い使い方について解説します。

約4割の企業で賞与の平均支給額が前年より増加する

(株)帝国データバンクが2023年6月に実施した、「2023 年夏季賞与の動向アンケート」(有効回答企業数1095 社)によると、2023年の夏季賞与について「賞与はあり、増加する」と回答した企業の割合は37.4%でした。
 
業界別では、夏季賞与が増加すると回答した製造業企業の割合が41.0%と高く、次いで卸売業が40.6%となっています。賞与を前年度よりも増額する企業が多い理由として、新型コロナウイルスが落ち着き、経済が正常化しつつある点が挙げられます。
 

賢い賞与の使い方

賞与が入ったら、計画的に使うことが大切です。普段よりもぜいたくをして生活を豊かにするだけでなく、資産運用などに回して将来に備えることも意識するとよいでしょう。
 

資産運用

毎月の給与で普段の生活をカバーできている世帯にとって、賞与は余剰資金になります。NISAやiDeCoを活用しながら余剰資金を資産運用に回すことで、将来に向けて着実に資産を増やすことが可能です。
 
年金保険料を運用している年金積立金管理運用独立行政法人では、国内債券・国内株式・外国債券・外国株式に25%ずつ投資しています。2001年度以降、21年間の運用利回りは年平均で3.71%となっています。
 
つまり、年金積立金管理運用独立行政法人のポートフォリオをまねれば、銀行預金よりも効率よく資産を増やせる期待がもてるでしょう。まだ資産運用を行っていない方は、今夏の賞与をきっかけにして、NISAやiDeCoを始めてみてはいかがでしょうか。
 

貯蓄

資産運用に回せるほどの貯蓄がない世帯は、貯蓄を優先しましょう。近年は物価の高騰が続いており、生活を防衛するための資金を持つ重要性が高まっています。
 
また、ロシアによるウクライナ侵攻が収束しないかぎり、電気やガス料金の値上げが続くことも予測されます。十分な貯蓄が用意できていない場合は、今後の生活支出の増加に備えておくことで安心感を得られます。
 

遊興費

お金は「モノ・サービスとの交換券」なので、使うことで初めて意味をもちます。昨年よりも多い賞与が入ったら、一部を自分や家族のための遊興費として使うことも有意義です。資産運用や貯蓄に意識が向きすぎると、目先の生活が味気ないものになってしまい「なんの楽しみもない」という状況になってしまいます。
 
そのため、資産運用・貯蓄とのバランスをみながら、賞与を遊興費にも使うことを意識してみてはいかがでしょうか。
 

ローンの返済

現在、ローン残債を抱えている方はローンの返済を優先しましょう。特に、クレジットカードのキャッシングやカードローンの残債がある場合は返済に充てるべきです。クレジットカードのキャッシングやカードローンは、年利が15%以上になるケースが多く、できるだけ早く返済しないと支払利息がどんどん増えていきます。
 
余計な利息を支払わないためにも、ローンを抱えている方は賞与を返済に充てることをおすすめします。
 

まとめ

昨年度よりも賞与額が増えるとうれしいですが、賢く使うことが大切です。家計状況を鑑みながら、資産運用や貯蓄に回すか、遊興費に充てるか、ローンの返済に充てるかなど考えてみてください。
 
現在の生活を豊かにすることと、将来に備えることのバランスを考えて、賢く賞与を使いましょう。
 

出典

帝国データバンク 2023年夏季賞与の動向アンケート
年金積立金管理運用独立行政法人 長期分散投資の効果
年金積立金管理運用独立行政法人 年金積立金の運用目標
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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