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大学生の1人暮らしには「月12万円」以上必要!? 仕送り額や生活費の平均を確認!

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月7日 9時50分

大学生の1人暮らしには「月12万円」以上必要!? 仕送り額や生活費の平均を確認!

子どもが無事大学に合格し、大学生ともなれば、完全に手を離れるまであとわずかです。寂しさや頼もしさを感じるところですが、大学生ともなると1人暮らしをすることも少なくありません。   1人暮らしでは家賃や食費などが別途必要ですので、支出としてはかなり多くなります。本記事では、大学生の1人暮らしでどれくらいお金がかかるのか、そして仕送り含め、どのようにしてそのお金を捻出しているのか、解説します。

大学生の1人暮らしでかかるお金は、平均で月に12万円以上

全国大学生協連の「 第58回学生生活実態調査 概要報告」によると、2022年において、1人暮らしの大学生の生活費は、平均で月に12万3630円です。
 
2013年以降でみると、2013~16年までは11万円台、2017年以降は12万円台で推移しています。そして、12万3630円の内訳は図表1のとおりです。
 
図表1

食費 2万4130円
住居費 5万3020円
交通費 4210円
教養娯楽費 1万3270円
書籍費 1540円
勉学費 1430円
日常費 7430円
電話代 3460円
その他 2170円
貯金・繰越金 1万2970円

全国大学生協連 第58回学生生活実態調査 概要報告を基に筆者作成
 
内訳を見ると、やはり住居費が半分近くを占めています。なお、この調査は全国の国公立および私立大学の学部学生が対象です。都心に近い場合などは、住居費はこの金額以上にかかるでしょう。
 

1人暮らしの大学生の収入

1人暮らしの大学生は月に12万円以上の生活費を必要としていますが、どのようにお金を捻出しているのでしょうか。同調査では、収入面についても公開しています。
 
こちらも2022年で見ると、収入合計は12万4290円です。内訳としては、仕送りで6万7650円、奨学金で2万640円、アルバイトで3万2340円などです。仕送りは平均で6万7650円ですが、10万円以上している割合も25.1%存在し、反対に仕送り0円の割合も8.3%あります。
 
また、仕送り金額は2013年以降2021年までずっと7万円台でしたが、2022年に6万円台となりました。さらに、10万円以上仕送りをしている割合も、1995年は62.4%だったのが、2000年は60.4%、2005年は44.4%、その後も2022年の25.1%まで、基本的には低下傾向です。
 

生活費以外に大学生活に必要なお金も多い。計画的に貯蓄しよう

子どもが1人暮らしをした場合、生活費として平均で7万円近くのお金を仕送りとして負担しています。毎月7万円というとかなりの金額ですが、これはあくまでも生活費のみです。
 
大学では、入学するための検定料や入学金、授業料、パソコンなどの備品が必要ですし、1人暮らしであれば物件の初期費用や引っ越し代、家具・家電も準備しなければなりません。
 
特に授業料は、国立大学の授業料の標準額は年額で53万5800円ですので、四年制大学であれば合計で200万円以上です。私立大学の場合はまちまちですが、基本的には国立大学よりも高いです。
 
1人暮らしの大学生に必要な金額はどこの都市の大学に通うのか、国立なのか私立なのかなどによって大きく異なります。とはいえ、数百万円単位のお金が必要なことは間違いありません。
 
毎月の貯蓄や学資保険、児童手当などを活用し、計画的に備えておきましょう。
 

出典

全国大学生活協同組合連合会 第58回学生生活実態調査 概要報告
e-Gov法令検索 国立大学等の授業料その他の費用に関する省令
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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