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今注目されているビジネス「トランクルーム運営」とは?メリットと注意点を解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月6日 10時20分

今注目されているビジネス「トランクルーム運営」とは?メリットと注意点を解説

ちょっとしたスペースにコンテナが建ち、トランクルームとして貸し出しされている光景を、見かけることも増えたのではないでしょうか。   実は近年、屋外設置のコンテナを貸し出したり、マンション・アパートの一室を分割して貸し出したりする「トランクルーム運営」が増えています。年々、市場規模も拡大しており、注目のビジネスといえるでしょう。   今回は、トランクルーム運営についてと、トランクルーム運営の注意点などをご紹介します。

今「トランクルーム」が増加中!

屋外に設置する「屋外型」や、建物の一室を活用する「屋内型」など、形態を問わず、トランクルームが増えています。2008年には270億円ほどだった市場規模が、2020年には、670億円規模にまで成長しているのです。
 
なかでも屋外型トランクルーム(コンテナタイプ)は、動産に区分されるため、マンションやアパートなどの不動産よりも、光熱費・修繕費などを抑えながら、高い利回りで運営できる傾向にあります。具体的にどのようにして運営するかというと、おもに、以下の三つのタイプに分けられます。

<トランクルームの主要な運営方法>

1. 自己運営タイプ:土地の所有者が、初期投資からトランクルーム運営までを手がける(初期投資500万円~)
2. フランチャイズタイプ:トランクルームの管理会社に、フランチャイズ料金を支払って運営する(初期投資約780万円~)
3. 業務委託タイプ:土地をトランクルーム会社に貸し出す

このうち、もっとも低コストで始めやすく、かつ安定した収益が見込めるのは、業務委託タイプです。土地があればよいうえに、運営会社に貸し出すことで、稼働率に依拠せずに、安定した収益が見込めるでしょう。
 

運営には注意点も

トランクルーム運営には、以下のようなメリットがあります。

<トランクルーム運営のメリット>

●マンションやアパートを運営するよりも、ランニングコスト(修繕費や光熱費)がかかりにくく、利回りがよい
●動産扱いのため、固定資産税がかからない
●一度利用してもらえれば、長期的な契約が期待できる
●老朽化による影響が少ない

とくに、トランクルームは動かせるために動産扱いとなり、固定資産税がかからないことは、うれしいポイントです。
 
また、不動産よりもランニングコストがかからないことも関係していますが、マンション運営の実質利回りが5%程度といわれているのに対して、トランクルーム運営の実質利回りは、10~20%程度ともいわれています。
 
その一方で、以下のような注意点があることも把握しておく必要があります。

<トランクルーム運営の注意点>

●自己運営タイプ・フランチャイズタイプで運営する場合、借り手がつかなければ、収益が得られない
●空調設備を整えなくてもよい代わりに、温度・湿度による収容物の変容について、説明しておく必要がある
●不動産運営ほどではないが、セキュリティー対策も講じておく必要がある
●ほかのトランクルームとの差別化が難しい

トランクルームは、利用者がいなければ収益が入らないため、初期投資がかさんだにもかかわらず、元が取れないといった事態も、想定しておく必要があります。また、説明不足や、セキュリティー対策の不足によるトラブルについても、事前に対策しておく必要があるでしょう。
 

ポイントを押さえてトランクルーム運営を検討してみよう

近年において、トランクルーム運営は、高い利回りが期待できる、ニーズの高い、注目の投資方法となっています。しかし、無視できない注意点もいくつかあります。「収入を増やしたい」「土地を有効活用したい」と考えている方は、注意点も踏まえたうえで、一度検討してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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