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夫の「おごり癖」に悩む妻。家計のバランスを保ちつつ夫婦で理解しあう方法は?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月9日 2時20分

夫の「おごり癖」に悩む妻。家計のバランスを保ちつつ夫婦で理解しあう方法は?

昇進や昇給に伴って部下ができると、自然とおごる機会が増える。しかし、度を越しておごり続けると、肝心な自分の生活に悪影響が出てしまうだろう。夫が昇進したのはいいものの、妻のAさんは「夫がおごりすぎて困る」という不満を抱えている。   職場内の人間関係と家計のバランスを保つためには、効果的な対策が急務だ。

会合の機会が4倍に増え、家計を圧迫している点に不満!

「昇進して収入が増えたのはいいですが、部下におごる金額が増えて困っています」と、Aさんは漏らす。Aさんは専業主婦で、会社員のBさんと子どものCさん(10歳)の3人家族だ。
 
「昇進前は、飲み会などで部下におごる機会が月に1回程度だったのですが、昇進してから週に1回程度になりました。1回の会合で2万円近く使っているため、毎月8万円が私の知らない人のために使われてしまっています」
 
Aさんが不満に感じているのは、会合の多さではなく「計上の仕方」と「コストパフォーマンス」だ。
 
「部下におごるという考えに、特段不満はありません。ただ、部下におごっているお金は、夫のお小遣いではなく家計の接待費として計上されています。お小遣いから捻出すれば家計も引き締まるのですが、夫は部下におごるお金とお小遣いは別物ととらえています。
 
しかも、部下におごったからといって、仕事のパフォーマンスが高まるとはかぎらないですよね。部下も渋々会合に参加しているだけだとしたら、もったいない支出だと思います」
 
また、子どものCさんは学校の友達の誘いもあり、スポーツチームへ入りたい希望をもっていると言う。
 
「子どもが新しく習い事を始めるし、今後もしかしたら中学受験をするかもしれません。このままのペースで接待費としてお金を使われると、子どもの教育資金が工面できるか不安です」
 
夫の部下に対する「おごり癖」に対する不満や悩みをもっているAさんは家計を安定させ、子どもの教育費を工面するために、どのようにすればいいだろうか?
 

家計状況を共有し、相互理解を深めよう

Bさんが部下に「おごる行為」そのものは、一概に無駄とはいえない。もし、会合で意見交換ができ、普段の職場とは違う雰囲気のなかで関係構築ができれば、有意義な時間となるだろう。職場の人間関係の一体感を醸成し、円滑にコミュニケーションをとれるようになれば、パフォーマンスの向上に伴って昇給も期待できる。
 
しかし、会合に参加している部下が「望んで参加しているかどうか」と、会合で「有意義な話ができているか」は慎重に見極める必要がある。
 
会合で生産性のない会話に終始している場合や、「部下におごる」という自己満足を得たいだけであれば、時間もお金も非常にもったいない。特に、部下は上司から誘われると心理的に断りづらいものだ。Aさんは、Bさんに対して冷静かつ客観的に会合の様子を振り返ってもらうといいだろう。
 
もし会合で有意義な話ができている場合は、家計を守るためにも会合の頻度を減らしてもらうように働きかけよう。また、会合費用の全額をおごるのではなく、部下にも一部払ってもらうようにすると家計への負担を軽減できる。
 
働いて収入を得ることも大切だが、それ以上に家族の生活を守ることも大切だ。部下に気前よくおごりすぎた結果、子どものCさんが経済的理由で理想の進学を諦める事態は避けなければならない。
 
部下におごるお金を節約するためには、現在の家計状況を分析し、接待費が家計を大きく圧迫していることを伝えるといいだろう。また、私立中学に進学する場合の必要なお金をシミュレーションし、このままでは教育資金が不足することを伝えるのも効果的だ。
 
Bさんの危機感を刺激しつつ、「会合費用は接待費として認める。ただし毎月3万円まで」のように、お互いが納得できる落としどころをみつけてほしい。
 

まとめ

職場での人間関係の構築や部下のモチベーションを高めるうえで、上司がおごることには大きな意義がある。しかし、おごる回数と金額が多いと家計に悪影響を及ぼしてしまうため、バランスを意識することが大切だ。
 
子どもの教育費用を工面すること、夫婦間で価値観を共有することを意識して、心地よく生活を送れるようにしよう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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