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便利でおトクで女子力アップ! 節約女子がドラッグストアに行く理由

ファイナンシャルフィールド / 2018年8月8日 3時0分

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最近、あなたの街にもドラッグストアが増えていませんか?   経済産業省によると、今年の4月時点で1万5300店、過去最高の更新が続いているそうです。これだけ増えているのにはかならず理由があるはずです。   そこで、ドラッグストアの魅力に迫り、上手な利用方法を紹介します。節約と同時に女子力アップもできちゃうなんて、ドラッグストアは女性の強い味方ですね。  

その1 スーパーより安い

ドラッグストアは医薬品や日用品だけでなく、食品も多く扱い、スーパーより安価な品揃えにより、一部の消費者がスーパーからドラッグストアに流れています。
消費者物価指数(CPI)を0.1%ほど押し下げているとの試算もあり(※)、驚くばかりです。
なぜ、これほど安くできるのでしょうか。
野村証券の成清康介氏によれば、医薬品の粗利率は30~40%台、食品などは10~20%台で、利幅の大きい医薬品があるために、競合の小売りより食品を値下げできる余地が大きいとのこと。これでは、スーパーは太刀打ちできません。

※第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストによる試算
 

その2 夜遅くまで開いている

最近では、24時間営業のスーパーなどが多くなっていますが、それらは都市部が中心です。しかし、午後10時、11時まで開いているスーパーは地方でも増えているように思います。残業などで帰宅が遅くなった時に、コンビニ以外の選択肢があるのは非常に有難いものです。
中でも、ドラッグストアが、遅くまで営業していることのメリットは大きいものです。
医薬品やおむつ、乳児のケア用品などは、突発的に深夜に必要になるケースがあるものです。そうした時に、スーパーでは間に合わせ程度の品揃えでも、ドラッグストアは豊富に取り揃えてあります。
21時以降も営業しているドラッグストアは全国で6000店舗以上あり(※)、中でもウエルシア薬局は24時間営業の店舗を全国に145店舗展開しています。
こうした使い勝手の良さもドラッグストアの魅力のひとつと言えるでしょう。

※EPARKくすりの窓口にて検索。マツモトキヨシ他、検索対象外となっている店舗もあるので実際はさらに多いと思われます。
 

その3 化粧品など美容関連の品が安くて豊富

化粧品の豊富な品揃えと価格の安さは女性のハートを鷲づかみにするには充分でしょう。
特にお金をたくさんかけられない若い女性の間では“プチプラコスメ”といって、ドラッグストアで気軽に買える化粧品が人気です。
SNSでインフルエンサーと呼ばれる人たちが、「あのファンデーションがよかった」「あのマスカラは優秀!」などとコメントすれば、たちまち売り切れてしまうなど、ドラッグストアがネットの世界とリンクしていることを感じます。
スーパーやドラッグストアに卸される化粧品はバラエティコスメと言われるもので、専用の売り場を構えて美容部員を派遣する百貨店の「カウンセリング販売」に対し、「セルフ販売」によって実現している低価格化粧品を指します。
カウンセリング販売は、実際に試して間違いのない商品を買えることはメリットですが、1つのブランドに偏るなど、あれもこれも試したい人にとってはこの方法は向きません。何より価格が一桁違う場合もあります。
セルフ販売の化粧品は、失敗することがあっても、安いため、何回も試せるというメリットがあります。また、失敗したくない人は綿密に情報収集をするので、そういった意味でもSNSと相性がいいのかもしれませんね。
 

ドラッグストアとの上手な付き合い方

いいとこ取りをしよう!

生鮮食品はスーパーで買って、加工食品や日用品はドラッグストアで買うなど、使い分けをするとそれぞれのお買い得品を買えて節約になります。
2店舗行くのは面倒と思ってしまいますが、ドラッグストアで買うものは日持ちがするものなので週に1回まとめ買いをし、毎日の買い物はスーパーで生鮮食品だけ買うとよいでしょう。
 

お店の人に質問ができる

ドラッグストアには薬剤師さんがいます。市販薬を買う時などいろいろ聞いてみるとよいでしょう。健康面での相談にものってくれるかもしれません。
またスーパーより静かで空いている場合が多いので、じっくり比較検討して買えるというメリットもあります。お店の人も捕まえやすいので、売れ筋商品などを聞いてみるのもいいですね。
 

店内を見て回るだけでも情報ゲット

ドラッグストアの店内を回ってみると、ところどころにPOPなどで、“おすすめ”、“一番人気”などと書かれ、イチオシ商品が何であるかがわかります。また、商品の特長や使用後の感想などが詳しく書かれているPOPもあります。新商品のキャンペーンなどは大きくスペースを設けて目に付くようにしています。
これらを見て回るだけでも、「こんな便利なものがあるんだ」「これが流行っているのか」と知識のアップデートができたり、トレンドを知ることができます。
 

テスターで体験

セルフ販売の化粧品には、テスターが設けてある場合が多いので、それらを試してみることで、お気に入りのものを見つけられる楽しさがあります。

余談ですが、ファンデーションや乳液などを手の甲で試す人は多いと思いますが、実は腕の内側の方が顔の肌に近いのでよいそうです。
SNSの情報も参考になりますが、実体験に勝るものはありません。気になる商品のサンプルがあればもらえることもあるのでお店の人に聞いてみましょう。
 

セルフメディケーションについて

ここまで、ドラッグストアの魅力を語ってきましたが、節約女子としてはセルフメディケーション税制を忘れてはいけません。
医療費控除の特例であり、スイッチOTC医薬品を購入した際、その購入費用について所得控除を受けることができる制度です。
 

スイッチOTC医薬品とは

医療用から転用された医薬品のことで、処方箋がなくても、ドラッグストアなどで買うことができます。
大きく分けて「要指導医薬品」と「一般用医薬品」があり、要指導医薬品は薬剤師から対面での指導を受けてから購入できる医薬品であり、一般用医薬品は薬剤師からの指導がなければ買えないものから、そこまでの義務はないものまであります。
一般用医薬品はネットなどの通信販売で買うことができますが、要指導医薬品は買うことができません。
 

対象となる医薬品を知るには

厚生労働省のホームページに対象となるOTC医薬品の品目名の記載一覧がありますが、実際に薬局で確認するにはOTC医薬品につけられているマークを見るとよいでしょう。


このマークがない対象となる医薬品もあるので、気になったらお店の人に確認してみてください。
ドラッグストアは便利で安いだけでなく、乙女心をくすぐる商品に出会える場でもあります。お気に入りのプチプラコスメに出会えたら、それだけでも得した気分になりますね。
TEXT:FPwoman 貯金美人になれるお金の習慣
石倉 博子(いしくら ひろこ)
FPwoman Money Writer’s Bank 所属ライター

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