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彼氏の趣味は「大型バイク」だが…。結婚後の将来設計に意識をシフトさせるには?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月10日 9時20分

彼氏の趣味は「大型バイク」だが…。結婚後の将来設計に意識をシフトさせるには?

他人の趣味に口を出しても、良い結果になりにくいのは世の常だが、それがパートナーとなると話は少し変わってくる。Aさん(28歳・女性)は、交際してから3年を超え結婚も考えているBさん(30歳・男性)がいる。ずっと連れ添いたいくらい相性の良い2人だが、今後のことを考えると一点だけで「不安」な要素があるという。彼がAさんと交際し始めた頃からハマり出した、趣味の「バイク」による出費だ。

いくらかかっているの? 大型バイクの購入費と維持費

「最初は中型のバイクだったんですが、1~2年くらいで大型バイクに『グレードアップ』したので驚きました。購入理由を聞くと、『君と一緒にいろんなところに行きたいから』と言っていたんですが、中型バイクでも二人乗りできるし、多分ごまかしているんだと思います」
 
Bさんが所有しているバイクの画像を確認すると、国産の大型ツアラーのなかでも装備が充実して安全性が非常に高い車種だった。排気量は1800ccを超え、かなり二人乗り(タンデム)しやすい車種であるため、Bさんの主張も全く間違いではないだろう。しかし、Aさんはその新車の車両価格に驚きを隠せないという。
 
「300万円を軽く超えているんですよ! 軽自動車どころか普通車も買えちゃうじゃないですか。確かに、今は都内で同居しているので車は必要ないですし、彼の貯金で一括購入したので文句は言えないんですけど、購入時の諸経費とか考えるとゾッとします。保険の支払いとかもあるでしょうし、もし結婚した後に『お小遣い3万円』とかルールを決めてしまったら維持できるんでしょうか?」
 

大型バイクの維持費と将来をイメージした取り組み

中型バイクと大型バイクの維持費は、税金や保険、整備費用などで大きく異なる。保険料も大型バイクのほうが高く、年間約2万~5万円、中型バイクは約1万~3万円 だ。整備費用も大型バイクのほうが高く、年間約10万円かかると計算できる。
 
これらを踏まえると、大型バイクの維持費は年間約17万~20万円、中型バイクは約7万~9万円となる。月額に換算すると、大型バイクは約1万4000~1万6000円、中型バイクは約6000~7500円だ。したがって、3万円のお小遣いでは大型バイクの維持は現実的には厳しいと考えられる。
 

将来設計をすることで趣味のお金を家計へシフトさせる

Bさんのバイクへの出費を抑えるためには、まず具体的な予算を設定することが重要だ。そのためには、バイクの維持費だけでなく、生活費や将来の目標(結婚、家賃、子どもの教育費など)に必要な費用を把握し、全体のバランスを見ることが必要だ。
 
また、バイクの出費を抑えるためには、新車ではなく中古車を購入する、必要な装備だけを選ぶ、自分でメンテナンスを行うなどの方法もあるだろう。さらに、バイクの利用頻度や目的を見直し、必要なときだけレンタルするという選択肢も考えられる。
 
結婚を前提とすると、お金の管理は2人で話し合い、共有することが大切だ。Bさんのバイクへの情熱を理解しつつ、Aさんも自身の不安を伝え、お互いの価値観を尊重したうえで、バイクへの出費とその他の生活費のバランスを見つけることが重要だ。また、将来的に家族が増えた場合のライフプランも考慮に入れ、貯蓄や投資の計画も立てるといいだろう。
 

まとめ

本記事では、彼氏の趣味の大型バイクにかける費用に対し、モヤモヤした彼女気持ちを具体的な金額により解説した。独身時代であれば許される趣味も、結婚を考えた際には大きな支出となり、家計を圧迫する内容となる。解決策としては、2人の家計プランを立て実際の金額を計算してお互いの認識のすりあわせを行い、バランスの良いお金の管理方法を探るのが大切だろう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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