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フリーランスで働いている人は何歳ぐらいの人が多い? 平均年収はどれくらい?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月10日 11時0分

フリーランスで働いている人は何歳ぐらいの人が多い? 平均年収はどれくらい?

フリーランスの働き方に関心があるけれど、実際のところはどうなのか、年収や働きやすさなどが知りたい方もいるでしょう。   この記事では、「内閣官房日本経済再生総合事務局」が、2020年に実施した「フリーランス実態調査結果」などを基に、フリーランスの年齢構成や、平均的な年収を紹介します。また、フリーランスの仕事で経験しやすいトラブルや、対処法についても解説します。

フリーランスは40代以上のミドル・シニア層が中心

先述の調査結果によると、フリーランスの年齢構成の割合で最も多かったのは60歳以上で、全体の30%を占めました。2番目は40歳以上で全体の22%、3番目は50歳以上で20%、4番目は30歳以上で17%、29歳以下は最も少なく11%という結果でした。まとめると、フリーランスで働いている人は40歳以上のミドル・シニア層が多く、30歳以下の人は少なめだといえます。
 

フリーランスの年収は200万円以上300万円未満が約2割

続いて、フリーランスとしての年収も見ていきましょう。同調査結果によると、「主たる生計者が本業」として行うフリーランスの年収として、最も多かったのは「200万円以上300万円未満」で全体の19%を占めました。
 
次に多かったのは「300万円以上400万円未満」「100万円以上200万円未満」と「100万円未満」の3つでいずれも16%でした。そして、「400万円以上500万円未満」が12%となっています。つまり、フリーランスの年収は500万円未満が全体の約8割を占め、さらに全体の7割近くが400万円未満であるといえます。
 
一方で、「主たる生計者以外が本業または副業」として行う場合の年収として最も多かったのは、「100万円以下」でした。
 

過去1年に仕事上のトラブルを経験したフリーランスは約4割

ここでは、日本労働組合総連合会が公表した「フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021」を参考にします。同調査によると、全体の39.7%の人が「この1年間でフリーランスの仕事でトラブルを経験した」と答えています。トラブルの内容としては、「報酬の支払いの遅延」「一方的な仕事内容の変更」「不当に低い報酬額の決定」が上位3つに挙げられ、報酬をめぐるトラブルが多いことが分かります。
 
トラブルが起きた際の対処法については、「発注先と直接交渉」が圧倒的に高く、次に「交渉せず自ら取引を中止」、そして「フリーランス仲間に相談」と続きます。主な取引先や職種によっても異なってきますが、フリーランスとして働くうえで何らかのトラブルに巻き込まれる可能性は決して低くありません。また、いざというときには交渉力が求められます。
 
一方で、トラブルが起きたときに「何もしなかった・できなかった」と回答した人は31.2%と3割を超えており、泣き寝入りに近い状態になった人も一定数いるようです。さらに、フリーランスの仕事上のトラブルに関しては「完全には解決していない」と回答した人が、56.6%で、過半数が未解決のトラブルを抱えている実態が読み取れます。
 

フリーランス同士で交流できるコミュニティも重要

フリーランスは自由な働き方ができる一方で、仕事上のトラブルに巻き込まれたときに、交渉できない、または、解決できない、といったリスクも懸念されます。フリーランス同士で交流できるコミュニティに参加しておくことで、いざというときに的確なアドバイスを受けられるかもしれません。
 
人脈を広げておくことは、仕事を増やすきっかけにもなり得るので、普段からフリーランス同士の繋がりを大切にしておくのが重要でしょう。
 

出典

内閣官房日本経済再生総合事務局 フリーランス実態調査結果
日本労働組合総連合会 フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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