「ギザ10円玉」は高値で売れる!? そもそも高値で売れるお金はあるのか?
ファイナンシャルフィールド / 2023年7月11日 2時30分
硬貨には、お金として流通するときよりも、高い価格で売れるものがあることを、ご存じでしょうか。 例えば、フチがギザギザな形状になっている「ギザ10円玉」は、高値で売れることで有名な硬貨の一つです。しかし「本当に高値で売れるのか」「いくらで売れるのか」など、気になる点もいくつかあるでしょう。 そこで今回は、ギザ10円玉は高値で売れるのか、いくらで売れるのか、ほかに高値で売れる貨幣はあるのかなど、高い価値がつくお金について、ご紹介します。
「ギザ10円玉」はなぜ高く売れる?
フチがギザギザとした形状になっている「ギザ10円玉」は、高い値段で取り引きされることで有名な硬貨です。この硬貨の希少価値が高いことには「現在は製造されていないこと」「昭和に7年間しか製造されなかったこと」が関係しています。
しかし、実際に高価格で売れるギザ10円玉は、劣化の少ないものに限られています。10円玉の原料となっている銅が、酸化や皮脂・汚れによる劣化を起こしやすいため、通常使用されているギザ10円玉は、高値がつかないことも多いのです。
そのため、ギザ10円玉を見つけたら、汚れをやさしくぬぐったうえで、酸化しないように、密閉した状態で査定に持ち込むとよいでしょう。
通常使用されているギザ10円玉には、高値がつかないことも多いとはいえ、発行されなくなる直前の昭和32・33年製造のものは、値が高くつく傾向にあります。未使用品の場合、4~5万円の値段がつけられることも。該当年製造のギザ10円玉を見つけたら、できるだけきれいな状態で保管しておきましょう。
ギザ10円玉以外に高値で売れるものはある?
高値で売れる貨幣として有名なのは、ギザ10円玉ですが、ほかにも、高価格で売れる貨幣はあります。表1のように、それぞれさまざまな製造年のものが該当します。
表1
硬貨 | 製造年 |
---|---|
1円玉 | 平成12~14年 |
5円玉 | 昭和24~28年 昭和32~43年 平成12年 |
50円玉 | 昭和34~36年 昭和60~62年 平成12~15年 |
100円玉 | 平成13・14年 |
500円玉 | 昭和62・64年 |
※筆者作成
くわえて、以下のようなエラーコインも、高値で売れる傾向にあります。
●穴が開いていない50円玉
●穴がずれている50円玉
●角度や刻印がずれている硬貨
●影打ち(別の硬貨が重なってプレスされる)の硬貨
●裏写り(表と裏のデザインが重なる)している硬貨
●ヘゲエラーコイン(金属がはがれた跡・亀裂の跡などがあるコイン)
貨幣として使う以上の値打ちがつく硬貨は多くあるため、こまめに財布をチェックしておきましょう。ただし、該当硬貨を見つけた際には、フリマサイトへ出品してしまうと違法となりますので、買い取り業者へ、正式に査定に出すことをおすすめします。
財布をチェックして高価値の貨幣を見つけよう
貨幣としての値打ち以上の取引価格になる貨幣には、さまざまなものがありました。
しかし、実は、高値で売れるとして有名なギザ10円玉は、状態がよくなければ高値で売れない場合もあります。見つけたら、きれいな状態で保存して、できるだけよい状態で査定に持ち込みましょう。
ただし、フリマサイトなどに現金を出品した場合は、違法となる場合があるため、売却先の利用規約をよく読んでから、売るようにしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
この記事に関連するニュース
-
ヴィトン、シャネル、エルメス…コメ兵のプロが断言する「高額買い取りできる商品名・色と柄・ロゴの大きさ」
プレジデントオンライン / 2024年7月24日 7時15分
-
誰が何のために? 「416」と書かれた10円硬貨 表はバストあらわな女性のイラスト 目撃証言相次ぐ謎の落書き
まいどなニュース / 2024年7月21日 16時30分
-
「歌舞伎揚」ができるまで 会津若松へ丁稚奉公に出るはずが東京で一念発起 生みの親のいくつかの決断が結実
食品新聞 / 2024年7月20日 20時2分
-
現行の5円玉が「22万円」に大化け!未使用品でもないのに「4万倍」……お釣りでもらえる可能性も?
オールアバウト / 2024年7月8日 21時50分
-
義母が手にした“新1万円札”に、まさかのレアナンバー ネット騒然「これはヤバい」「家宝にしてください」
まいどなニュース / 2024年7月7日 12時32分
ランキング
-
1「なだ万」、オノデラに売却=外食から撤退―アサヒGHD
時事通信 / 2024年7月25日 21時11分
-
2エリート官僚にトラックドライバーの気持ちはわからない…「長時間労働の禁止令」に運転手たちが猛反発のワケ
プレジデントオンライン / 2024年7月26日 8時15分
-
3メルカリ「フルリモート廃止?」に私が感じたこと 一体感を得るには「ある種の非効率さ」も重要だ
東洋経済オンライン / 2024年7月26日 11時0分
-
4再送-NY外為市場=円が対ドルで一時2カ月半ぶり高値、米GDP受け伸び悩み
ロイター / 2024年7月26日 6時40分
-
5昨年度の郵便事業896億円の営業赤字、前年度の4倍超…封書やはがき減収・集配や運送委託費増
読売新聞 / 2024年7月25日 18時13分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください