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本当に「億」越え? 今話題の「力士」の年収を解説!

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月11日 7時20分

本当に「億」越え? 今話題の「力士」の年収を解説!

話題のNetflixドラマ『サンクチュアリ‐聖域‐』の第1話、主人公の小瀬清(一ノ瀬ワタル)が猿将部屋親方(ピエール瀧)に勧誘されるシーンで、「横綱の年収はいくらでしょう?―答えは億」というセリフが出てきます。 たしかに、一流スポーツ選手が稼ぐ金額は莫大です。例えば、MLBで連日大活躍している大谷翔平選手の年俸は、日本円にして43億円超と言われています。 大相撲界のトップである横綱ともなれば、億単位で稼ぐのだろうと納得したくなる一方で、野球やサッカーなどの選手と違い、力士の年俸は大きな話題を集めるようなことがありません。 横綱の億越え年収は本当なのでしょうか。実際に力士はどれくらい稼げるのでしょうか。そんな疑問を解決すべく調査しました。

力士の給料

力士は多くのプロスポーツ選手と異なり、所属チームと選手個人が契約を交わしているわけではありません。
 
力士の収入は日本大相撲協会の規定によって支払われており、その額は番付によって大きく異なります。
 
表1

番付 月収 年収
横綱 300万円 3600万円
大関 250万円 3000万円
関脇・小結 180万円 2160万円
平幕 140万円 1680万円
十両 110万円 1320万円

※NHK SPORTS 「特集 力士の給与っていくらなの?」より筆者作成
 
幕内力士~十両の関取までには、毎月上記の給与が支給されます。また、ボーナスはないようです。
 
では、幕下以下の力士の給与はどうなっているのでしょう。力士の大多数を占めている幕下・三段目・序二段・序ノ口の力士には、固定で支払われる給与はありません。ただし、年6回開催される本場所ごとに場所手当が支給されます。
 
表2

場所手当 年収
幕下 16万5000円 99万円
三段目 11万円 66万円
序二段 8万8000円 52万8000円
序ノ口 7万7000円 46万2000円

※NHK SPORTS 「特集 力士の給与っていくらなの?」より筆者作成
 
上記の金額だけでは、大人が1人生活していくのはかなり厳しい金額と言えます。
 
しかし、幕下以下の力士は相撲部屋で共同生活をしているため、家賃・食費などが一切かかりません。
 

給与以外の収入

横綱の年収は、一般的なサラリーマンからすればそれなりの額ですが、何十億円という金額を稼いでいる他スポーツのトップ選手たちに比べれば、かなり控えめな印象です。
 
しかしながら、力士には基本給以外にも収入源があることをご存知でしょうか。最も高額なのは、幕内の優勝賞金で、なんとその額、1000万円です。
 
さらに、優勝することでさまざまな賞を獲得することができ、副賞によってお金が入り、食べ物などの現物支給をもらうこともできます。また、後援会の関係者やタニマチからご祝儀が出ることもあり、優勝することでかなりの額のお金を手に入れることができるのです。
 
優勝以外では、本場所で活躍することで手に入る殊勲賞・敢闘賞・技能賞の三賞があり、それぞれ200万円の賞金を得ることができます。それ以外にも、幕内力士の毎日の取り組みには懸賞金が掛けられており、懸賞が多く掛けられるほど力士がもらえる金額も増えていきます。
 

まとめ

横綱になり、本場所で勝ち続けることによって、年収が億を超えることは、決してかなわない数字ではないことが分かりました。稽古を重ね、心技体を磨き上げた先には、たしかに莫大なお金が待っているようです。
 

出典

NHK SPORTS 「特集 力士の給与っていくらなの?」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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