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現在とは異なる「昭和の働き方」とは?働く人の意識や「給与」はどう変わったのか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月11日 8時20分

現在とは異なる「昭和の働き方」とは?働く人の意識や「給与」はどう変わったのか?

「働き方改革」が進む今の時代、一昔前までの働き方を知って、驚く若者も多いと思います。   令和の元号に移り変わって、はや5年。働き方に対する意識は、ここ数十年で大きく変わり、昭和の働き方は、今では考えられないものともいえるようになりました。   実際のところ、昭和の働き方は、現在と、どのように異なっていたのでしょうか。昭和から平成にかけての会社員の平均給与とともに、ご紹介します。

昭和の働き方と現在の働き方はどう違う?

昭和を代表する50代が、20代だったころは、働けるだけ働いている人が多かった時代です。現在の20代の働き方とは異なる点が多く、この数十年で、大きな変化があったことが分かります。
 
実際に、エニワン株式会社が、2019年に実施したインターネット調査では、以下のような結果が出ています。
 
表1

現在の50代が20代だったころ 働き方 現在の20代
57.7% 残業も顧みず働けるだけ働く 19.8%
33.6% 残業はそこそこに
仕事が終わったら帰る
49.6%
7.6% 定時きっかりに帰っている 28.0%
1.1% その他 2.6%

※エニワン株式会社「昭和世代と平成世代の価値観」に関するアンケート調査をもとに筆者作成
 
表1からも分かりますように、昭和の20代と現在の20代は、働き方が真逆といえるでしょう。政府が推進する働き方改革の影響もあり、残業することを「美徳」とする考え方は、今やもう、古いものになってきています。
 

仕事に対する考え方にも世代間のギャップがある

昭和生まれは、給料が高い仕事よりも、やりがいのある仕事を選ぶ人が多かったのですが、平成生まれはその逆で、やりがいよりも、給料の高さを重視する傾向にあります。
 
また、「仕事よりもプライベートを優先させたい」と考えている人の数は、平成生まれの20代のほうが、昭和生まれの50代を大幅に上回っています。
 
近年、プライベートを充実させることで、仕事に対するモチベーションを上げるために、ワーク・ライフ・バランスを重視する企業が増加していることも、影響していると考えてよいでしょう。
 

昭和の会社員はどのくらい給与をもらっていた?

現在とは、働き方や仕事に対する意識が違っていた昭和の会社員は、給与をどれくらいもらっていたのでしょうか。
 
国税庁の「民間給与実態統計調査結果」によると、昭和49年には166万5000円、昭和56年には280万3000円というように、月給の調査が始まって以来、年々増加していました。
 
昭和の終わりごろから平成にかけて、給料の上昇率が高くなり、生活に余裕が生まれ、レジャーや旅行を楽しむ人も増えたようです。
 

働き方がどう変化したのかを知ろう

昭和時代の会社員といえば、プライベートよりも、仕事を優先して、残業も顧みずに働いていたイメージが強く残っています。
 
実際に50~60代の中には、20代のころにそのような働き方をしていた人が多く、働き方が多様化してきている今の時代に、とまどいを感じることもあるはずです。
 
「ワーク・ライフ・バランス」や「多様性」といった言葉が主流になってきている今の時代で、どのように働くことが自分に合っているのかを、見詰め直してみましょう。
 

出典

エニワン株式会社 「昭和世代と平成世代の価値観」に関するアンケート調査(PR TIMES)
国税庁 「民間給与実態統計調査結果」【2-2 企業規模別給与所得者数・平均給与】
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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