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電気代の値上げ 猛暑続くこの夏どう乗り切る?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月12日 23時0分

電気代の値上げ 猛暑続くこの夏どう乗り切る?

ロシアによるウクライナ侵攻の影響や、円安により、物価高が続いていますが、2023年6月から電気料金の改定(値上げ)が行われました。これから本格的な夏を迎えるに当たって、電気代が家計を直撃するのではないかと心配している人もいるでしょう。   この記事では、2023年6月の電気料金の改定について解説するほか、電気代を節約するためのポイントを紹介します。

電気料金の値上げと値引き支援

2023年6月使用分から電気料金の値上げを実施したのは、大手電力会社7社です。標準的な家庭における、電気料金の値上げ率の幅は、14%から42%となっています。
 
大きな値上げ率に驚くかもしれませんが、電気料金は2023年1月使用分から国の値引き支援が行われています。1kWh当たりで7円の支援となっており、これは標準的な家庭で月に2800円の値引きに相当します。
 
そのため、2023年6月以降の電気代は、ロシアによるウクライナ侵攻前の2022年2月の水準を下回るか、同等の水準となるように調整されています。
 
電気料金の値引きが適用されるのは、現時点では2023年9月使用分までとなっています(9月使用分は1kWh当たり3.5円の値引き)。支援が延長されなければ、10月使用分から本格的に電気代の負担が大きくなると考えられます。
 

エアコンの使い方や働き方を工夫して電気代を節約

これから夏場を迎えて暑さが本格化し、エアコンを使用する時間が増えると、やはり電気代が気になるところです。手軽にできる電気代の節約方法としては、以下のようなエアコンの使い方や働き方の工夫が挙げられます
 

●扇風機やサーキュレーターとエアコンを併用する
●早朝や夜の涼しい時間帯を有効に使う
●リモートワークの場合、自宅だけでなく図書館やフリースペース等も活用
●エアコンを使用する部屋を限定し、家族が同じ部屋で過ごす時間を増やす

 
コロナ禍以降、在宅勤務が増えた方もいるでしょう。通勤時間がなくなるなどメリットも多いですが、自宅で仕事をする分、光熱費がかかってしまうケースもあります。
 
夏場の在宅勤務では、早朝や、夜の涼しい時間帯に集中して仕事をしたり、エアコンが効いている近所の公共施設を活用することで、電気代の節約が可能です。また、夫婦共働きでどちらも在宅勤務という場合、別々の部屋でエアコンを使うよりも同じ部屋で仕事をした方が節電になります。
 
働き方やライフスタイルにもよりますが、可能な範囲で電気代を節約できるように工夫してみましょう。
 

電気代を節約する上での注意点

電気代を節約するために、暑くてもエアコンを使わずに我慢する方もいますが、これは大変危険です。熱中症になり、重症化した場合は命の危険に関わることもあります。
 
27度~28度くらいの設定温度で、適切にエアコンを使用することは、熱中症対策や体調管理のためにも大切なことです。夏の電気代の節約では、こうした注意点があることを覚えておきましょう。
 

まとめ

ロシアによるウクライナ侵攻の終わりは見えず、世界的な物価高やエネルギー価格の高騰は、まだしばらく続くと考えられます。家計にとっても厳しい状況が続きますが、電気代をはじめ、各家庭で無理なく節約できるポイントはないか考えながら、猛暑の夏を乗り切っていきましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 電気料金の改定について(2023年6月実施)

 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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