NISAでの利用割合はまだまだ低い? ETFがおすすめの分散投資といえる訳
ファイナンシャルフィールド / 2023年7月14日 1時0分
![NISAでの利用割合はまだまだ低い? ETFがおすすめの分散投資といえる訳](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_219899_0-small.jpg)
日本証券業協会の「NISA口座開設・利用状況調査結果」によると、2022年末時点で、証券会社の一般NISA口座残高におけるETFの割合は4.4%にとどまっており、一般NISA口座においてETFを購入している人はまだ少ない状況です(※1)。 ETFは外国の銘柄が中心となっており、なじみが少ないなどの理由から、株式や投資信託と比べて購入している人は少ないようです。しかし、ETFにも投資商品としての魅力やメリットがあるため、購入を検討する価値は大いにあります。 本記事では、ETFのメリットやETFへの投資がおすすめできる人の特徴などを紹介していきます。
ETFのメリット
ETFは「上場投資信託」、つまり上場して株価指数等の指標に連動する投資信託であり、個別株式や投資信託にはないメリットがあります(※2)。まずは、ETFに投資するメリットについて解説していきます。
手軽に分散投資でき、個別株式よりもリスクが低い
投資はリスクヘッジのために分散投資をすることが基本です。その点において、ETFは投資信託の一種であり、手軽に分散投資できます。商品によっては、一つのETFに投資するだけで数千もの企業に投資できる商品もあるため、ローリスクで分散投資が可能です。
個別株式で分散投資をする場合、各企業の財務を分析する必要があるうえに多額の資金が必要となります。しかし、ETFであれば一つの商品を買うことで分散効果が得られるため、複数の個別株式を買うよりも低いリスクで手軽に分散投資できるという魅力があります。
投資信託よりもコストが低い
ETFは、投資信託よりも比較的コストが低いです。投資信託を保有している間は「信託報酬」というコストが発生しますが、一般的にETFは投資信託よりも信託報酬が低いという特徴があります(※3)。その理由は、ETFの管理は、投資信託よりも手間がかかるからです。
多くの投資信託は分配金を自動で再投資してくれますが、ETFは分配金が一度投資家に支払われます。つまり、再投資する際には投資家自身で注文などを行う必要があることから、保有コストが抑えられているのです。
投資信託とは異なり希望価格で購入できる
ETFは上場しているため、個別株式と同じように成行注文や指値注文ができます。取引所が開いている時間はリアルタイムで取引できるため、希望価格で購入できる点が魅力です。一方で、投資信託は1日に1回算出される基準価額でしか取引できないため、希望価格で取引できない可能性があります。
分散投資を行いつつ、希望価格で取引したいと考えている方は、投資信託よりもETFのほうが好相性といえるでしょう。
ETFへの投資が向いている人
続いて、ETFへの投資が向いている人の特徴を紹介していきます。以下のいずれかに該当する方は、ぜひETFへの投資も検討してみましょう。
分散投資しつつ投資のコストを抑えたい人
ETFは保有コストが投資信託よりも低いため、投資のコストを抑えたい人におすすめできます。投資信託よりも管理の手間がかかるとはいえ、コストは投資家にとって確実なマイナスリターンです。
コストを抑えられれば資産運用のリターンを高められるため、分散投資をしながらコストを抑えたい方は、ETFへの投資が向いています。
リアルタイムで取引したい人
リアルタイムで取引したい人も、ETFへの投資がおすすめできます。ETFは上場しており、取引所が開いている時間はリアルタイムで注文を出せるため、希望価格で取引しやすいです。また、日本の市場に上場していれば、投資対象が海外のETFでも時差を気にすることなく取引できます。
希望価格で取引して、安くETFを購入できれば、運用成績を高めるメリットも期待できるでしょう。
まとめ
ETFには、個別株式や投資信託にはない特徴やメリットがあります。手軽に分散投資ができるうえに、投資信託よりもコストが低いというメリットがあるため、魅力的な金融商品といえるでしょう。
ETFに興味がある方は、投資を検討してみてはいかがでしょうか。
出典
日本証券業協会 NISA口座開設・利用状況調査結果(2022年12月31日現在)について
(※2)一般社団法人投資信託協会 ETFの仕組み
(※3)日本証券業協会 ETFと投資信託の違いを教えてください
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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