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1人暮らしの鉄板節約術「自炊」 失敗から学ぶ長続きさせるポイントとは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月13日 22時40分

1人暮らしの鉄板節約術「自炊」 失敗から学ぶ長続きさせるポイントとは?

節約術の鉄板の一つが「自炊」です。最近では「自炊男子」という言葉が流行するほど、1人暮らしの男性も自宅で料理を作るのが当たり前になりつつあるようです。   ただ、男女を問わずどうしても自炊を習慣化できず、節約どころか食材を無駄にしてしまう人も多くいるようです。35歳の独身男性Aさんもその1人で、最近は「そもそも自炊が節約につながるのか? 」と疑っているようです。

自炊による節約の失敗歴は10回以上

Aさんは地方都市在住で、22歳から約13年間1人暮らしを続けています。掃除や洗濯などの家事は人並みにできるものの、どうしても自炊だけは習慣化できないでいると言います。
 
「計10回以上はチャレンジしたけれど、今、日常でやっている料理といえば文字通りご飯を炊くくらいでしょうか。自炊できた期間は最長1ヶ月、最短で3日です。いつも思いつきで挑戦するので、自炊にチャレンジするインターバルは1年以上空くこともザラなんですよ。そのたびに調味料などをそろえるので、1回の自炊につき数千円かかるのも珍しくないですね」
 
また、Aさんは仕事の都合上、突然外食しなければならない日もあるほか、気分で夜ご飯を食べない日もあり、作り置きした料理を腐らせてしまったケースもあると言います。
 
「正直、自炊で節約できるのは少なくとも2人暮らし以上の家庭なのかな、とも感じています」
 
とはいえ、現在の食費は月に5万円ほどかかっており、将来を考えるとなんとか自炊して食費を節約したいとも思っているそうです。
 
ただ、「うちのキッチンはコンロが一口しかなく、まな板を置く場所もせまいため料理に前向きになれず、これも節約ができない理由なのかな、と考えています。次の引っ越しでは少し家賃が高くなってもキッチンが広い物件を選ぼうかなと思っています」と、思案しているようです。
 

自炊は本当に節約になるのか

失敗してしまうと、自炊を続けるのもつらくなってしまうことでしょう。では、自炊を節約につなげるために、今後Aさんがどのようにすれば自炊を続けられるか、キッチン環境を変えるべきかなどについて考えていきましょう。
 

1人暮らしの自炊は節約につながるか

そもそも、一人暮らしでも自炊が節約につながるかというと、確かにつながります。外食やコンビニの弁当などと比較すると、自炊した場合の1食当たりのコストは大幅に下がるからです。食材は大量購入すればするほど単価が下がる傾向にあり、また、自炊することで食事の内容を自由にコントロールでき、節約メニューを選ぶことが可能になります。
 

おすすめの自炊のポイントは?

Aさんの環境を考慮した自炊のおすすめポイントとしては、まずは簡単なメニューから始めること、そして食材の保存方法に気をつけることが挙げられます。
 
外食が多い場合や予定が不確定な場合は、長期保存が可能な食材を選ぶ、または冷凍保存が可能な料理を作るとよいでしょう。また、キッチンにコンロが1つしかない場合でも、一品料理や丼ものなどを中心に考えると、効率的かつ手軽に料理をすることができます。
 

キッチンが広い場所

広いキッチン付きの物件にアップグレードする際の注意点としては、家賃という固定費が増加するリスクがあります。自炊による節約額と新たな家賃の増加額を比較し、自炊による節約が家賃の上昇を上回るかどうかを検討することが重要です。
 
また、キッチンが広い物件を選ぶことで料理をしやすくなる一方で、掃除の手間や費用も増える可能性があることも覚えておくとよいでしょう。
 

まとめ

本記事では、節約術の鉄板である「自炊」について考えてみました。Aさんのように、自炊で節約したいけど、逆に多くの食費がかかったという経験がある人も多いかもしれません。
 
そんな方は本記事を参考にして、まずは手軽な自炊から始め、長期保存できる食材を選択するなど、無理なくできる範囲で継続してみてください。慣れてくれば、自炊は長期的な節約になることでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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