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30歳で「年収300万円」です。結婚を考えているのですが厳しいですか? 子育ては可能でしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月14日 10時20分

30歳で「年収300万円」です。結婚を考えているのですが厳しいですか? 子育ては可能でしょうか?

30代に入ると周りで結婚や子育てを始める人も増え、特にパートナーがいる場合は「自分もそろそろ……」と考える機会も多いかもしれません。一方で気になるのが「お金の問題」です。   そこで本記事では、30歳で年収300万円の場合を例に挙げ、結婚や子育てをするのは難しいのか解説します。

30代既婚者の1ヶ月あたり平均支出額は約30万円

結婚して子育てをする場合でも生活できるか判断するためには、実際に夫婦と子どもがいる世帯の支出がどのくらいか確認する必要があります。
 
総務省が5年ごとに実施している「2019年全国家計構造調査_家計収支に関する結果」によると、夫婦と子どもが2人の世帯(長子が未就学児、勤労者世帯)の場合の平均消費支出は25万7356円となっています。長子が小中学生だと約28万円、大学生になると約41万円となり、子どもの年齢が上がるほど教育費の負担も増加し、消費支出全体を押し上げていると考えられます。
 
家賃や食費などの負担は生活環境によって大きく変化します。例えば、東京都心に住むと家賃が高くなる傾向があるため、夫婦2人と子どもあわせて満足できる生活を実現させるには50万円程度必要になる可能性もあります。
 

夫婦共働きであれば可能

年収300万円は単純計算すると月収25万円です。額面収入から税金や社会保険料などが控除されるため、実際の手取り額は18万7500円ほど(額面の75%と考えた場合)になります。
 
先ほどの総務省のデータでは毎月25万円から30万円近く必要という内容だったため、「年収300万円では結婚も子育てもできない」と悲観的になってしまうかもしれません。ただし、諦める必要はありません。確かに夫や妻の「1馬力」では生活が厳しくなるかもしれませんが、共働きで同じくらいの年収を得ると経済的に余裕が生まれます。
 
夫婦2人とも年収300万円だと合計600万円です。手取り収入が額面の75%くらいと仮定すると450万円(月額37万5000円)です。1ヶ月の支出額が30万円の場合は年間360万 となり、差し引きで90万円貯めることが可能です。
 

30代の平均年収は400万円!?

支出に対して収入規模はどのくらいあるのでしょうか。国税庁が公表している「令和3年分民間給与実態統計調査」における「年齢階層別の平均給与」は、30代前半が413万円、30代後半は449万円(いずれも男女合計平均)となっています。
 
「自分は収入が低い」と不安になるかもしれませんが、これらの数字はあくまで平均値です。業種や職種、勤続年数などによって平均値は変わるということも覚えておきましょう。
 

まとめ

今回は30歳で年収300万円の場合は結婚や子育てをするのは厳しいかどうか解説しました。
 
最低限の生活費以外にも、家電製品の買い替えや引っ越しなどの臨時支出、病気やけがをした場合の通院や入院などに費用がかかることもあります。そのため片働きの場合は、今後家族が増えると経済的に厳しくなるかもしれません。
 
一方で、夫婦共働きで同じくらいの金額を稼ぐことができると、単純計算で2倍の収入となるため、片働きの場合に比べると経済的余裕に差が生まれます。夫婦共働きで稼ぐのか、それとも専業主婦(夫)を希望するのかによっても、収支規模やバランスは変化します。
 
自身やパートナーが今後どのようなライフスタイルを送りたいか明確にしてみましょう。
 

出典

総務省 2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果(結果の要約)
国税庁 令和3年分民間給与実態統計調査-調査結果報告
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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