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母が「冷房なんてぜいたく」とエアコンを使いません…日中使用する場合、電気代はどのくらいですか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月15日 10時20分

母が「冷房なんてぜいたく」とエアコンを使いません…日中使用する場合、電気代はどのくらいですか?

昔の日本はエアコンなしでも夏を過ごせたこともありましたが、今では熱中症の危険もあるため、暑さが厳しい日にはエアコンをつけることが推奨されています。しかし、世代によってはいまだに「エアコンを使うのはぜいたく」と言って使いたがらない人も多いでしょう。   本記事ではエアコンの電気代が気になる人に向けて、日中のみエアコンを使用する場合の電気代や、なるべく電気代を節約するコツを紹介します。

日中のみエアコンをつけた場合の電気代はいくら?

エアコンを稼働した場合にかかる電気代を算出する際は、まず、1時間あたりの電気代を計算しましょう。
 
1時間あたりの電気代は「消費電力(kW)×1kWhあたりの電気料金」で算出することが可能です。具体的な消費電力については、使用するエアコンや設定温度などの条件によって異なりますが、ここでは消費電力を700Wと仮定します。
 
1kWhあたりの電気料金については、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が提示している、電力料金の目安単価である31円/kWh(税込)を参考にしましょう。これらをもとに計算すると「0.7×31=21.7」となり、1時間あたりにかかる電気代は21.7円であることが分かります。
 
また、この金額をもとに、日中だけ(11時~18時程度)エアコンを使用した場合の電気代を算出すると「21.7×7=151.9」となることから、約152円かかると分かるでしょう。1ヶ月(30日)使用した場合は「152×30=4560」となり、エアコンにかかる1ヶ月の電気代は約4560円であると算出できます。
 
なお、今回は消費電力を700Wと仮定して算出しましたが、消費電力がそれ以下であれば、1ヶ月の電気代はさらに少なくなるでしょう。
 

エアコンの電気代を節約するコツとは

エアコンにかかる電気代をなるべく安くしたい場合は、いくつかの工夫をすることが大切です。
 
まず、エアコンの運転モードは「自動」に設定しましょう。運転モードには「自動」をはじめ、「強」や「弱」があります。電気代を気にして最初から「弱」を選ぶ人もいるかもしれませんが、逆効果になるため注意が必要です。
 
エアコンの冷房は、室内温度をエアコンの設定温度に下げるまでに多くの電力を使います。最初から弱運転モードにすると、室内温度が設定温度になるまでに時間がかかることで消費電力が大きくなり、その結果、電気代が高くなる恐れがあるのです。
 
自動運転モードにすることで、つけ始めは強風運転で一気に設定温度まで下げ、その後は省エネモードになります。効率の良い運転になり、電気代を抑えられるでしょう。
 
また、電源をつけたり消したりと繰り返すことで、かえって消費電力が多くなる点に留意しなくてはいけません。短時間の外出であればこまめに消すよりもつけっぱなしのほうが電気代を抑えられるでしょう。
 
ほかにも、サーキュレーターを活用して空気を循環させることで室内温度を均一にしたり、定期的にエアコンのフィルターを掃除して運転効率を高めたりすることも電気代節約につながるでしょう。
 

暑い日にはエアコンをつけて熱中症対策をしよう

「エアコンをつけると電気代が高くなる」と心配する人もいるかもしれませんが、熱中症になると死の危険もあるため、気温が高い日には我慢せずにエアコンをつけることが大切です。
 
また、エアコンにかかる電気代をなるべく抑えたいという場合は、本記事で紹介した工夫をすることで出費を抑えられるため、それらを実行しながら適切にエアコンを活用しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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