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子どもの食費は「大人」以上!? 離乳食で「月1万円」かかる場合もあるって本当?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月15日 5時0分

子どもの食費は「大人」以上!? 離乳食で「月1万円」かかる場合もあるって本当?

子どもを育てるにはお金がかかりますよね。種類は習い事代、高等教育への進学費用、被服費、医療費などさまざまですが、本記事では、生活費に埋もれてしまって目を向けにくい食費に焦点を当ててみたいと思います。小さな子どもでも意外と食べていますよ。

3人世帯の1ヶ月の食費は平均約8万円

総務省統計局の調査によると、2021年の2人以上世帯(平均世帯人員2.93人)における食費の平均は7万9401円という結果になっています。夫婦と子ども1人の3人世帯とすると、1人あたり約2万6000円の食費がかかっていることが分かります。
 
ただし、子どもの年齢が低い場合には、大人と同じほどはかかっていないと考えられます。
 

【年齢層別】子どもにかかる食費

次に、内閣府が公表している「子どものいる世帯の年齢層別消費支出(図表1)」を見ていきましょう。内容は少し古いですが、これは夫婦と21歳以下の子どもが1人いる世帯の生活費について、子どもの年齢と共に変化していく様子がグラフ化されたものです。
 
【図表1】


 
内閣府 子どものいる世帯の年齢層別消費支出
 
総務省統計局の調査において、大人1人あたりの食費が約2万6000円と仮定すると、子どもが2歳までの食費は、子どものいない世帯の支出とほぼ同水準となっています。大人の分を少し取り分けた量で完結する年齢だからですね。
 
3~5歳になると食べる量が増え、大人の約4分の1の食費がかかっており、12~14歳になると大人とほぼ同じ金額がかかっていることが分かります。15~17歳では大人の食費を超えているでしょう。
 

食材にこだわると離乳食でも月1万円以上に

「子どもには安心安全な食材を食べさせたい」と思う親は多いと思います。子どもが小さいときはなおさらで、離乳食は特に神経質になりがちです。
 
スーパーで売られている食材は、当然ながらどれも定められた基準をクリアしたものであり、安全安心な食材ではあるのですが、親になると不思議と「無添加」、「無農薬」、「オーガニック」などのワードが目にとどまりやすいのではないでしょうか。そのような食材はやはり割高なため、子どもが口にする食材すべてに使う場合には、離乳食であっても月1万円以上かかる場合があります。
 
また、今は安心素材を使用した離乳食や幼児職の宅配サービスも盛んに行われています。忙しいお父さんお母さんにとって非常に助かりますね。料金は業者によってさまざまですが、1ヶ月5000円利用すると、幼児であっても食費はそれなりの金額になるでしょう。
 

まとめ

育ち盛りの子どもには大人以上の食費がかかります。スポーツ系の部活をしている子どもであれば、大人の倍以上食べるということも多いでしょう。
 
赤ちゃんや幼児の食費はただ同然のように思えますが、親のこだわり方によってはどこまでもかけられてしまう点に注意しましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査年報(家計収支編) 2021年(令和3年) Ⅰ 家計収支の概況(二人以上の世帯)
内閣府 子どものいる世帯の年齢層別消費支出
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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