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夏休みは子どもの「昼食代」が悩み! 食費が給食費の「1.6倍」になる!?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月16日 2時10分

夏休みは子どもの「昼食代」が悩み! 食費が給食費の「1.6倍」になる!?

「夏休み中の子どもの昼食について考えると気が重くなる」という保護者の方は多いのではないでしょうか。特に、共働きの家庭では、児童クラブの弁当や自宅に置いておく昼食の準備に朝から追われることでしょう。よほど上手にやりくりしなければ、給食費よりも食費がかかります。   本記事では、夏休みの子どもの食費に焦点を当てて、給食費の何倍くらいかかっているのか、計算してみたいと思います。

学校給食費の平均は小学校で約4500円

文部科学省の「学校給食実施状況等調査」によると、公立の小学校と中学校で保護者が負担している給食費の平均は、小学校で月4477円、中学校で月5121円となっています。
 
1ヶ月20日分とした場合の1日あたりの給食費は、小学校で約224円、中学校で約256円となり、非常に安価であることが分かります。
 

給食の例

図表1は給食の一例です。栄養バランスの整ったこの食事をわずか200円程度で食べさせてもらえる給食システムはありがたい限りですね。夏休みになると、なおさら実感する人は多いでしょう。
 
【図表1】


 
農林水産省 給食はバランス食の見本
 

夏休み5日間の昼食代を計算してみる

夏休みの5日間の昼食を以下のメニューとした場合の食費を計算してみたいと思います。気持ちとしては給食のような昼食を毎日出してあげたいですが、現実はなかなか難しいですよね。

・レトルトカレー100円、手作りサラダ100円、ヨーグルト50円
・インスタントラーメン100円、手作り肉野菜炒め100円
・冷凍チャーハン300円、手作りみそ汁50円
・マクドナルド500円
・コンビニ弁当500円

5日間の合計額:1800円
20日分とした場合の合計額:7200円
 
1日あたりの平均額:360円
 
この場合、小学校の給食費と比較すると約1.6倍という結果になりました。
 
メニューにご意見がある人もいるかと思います。晩御飯を早めに作って取り分けるなど、すべて手作りで用意できればもっと安くなるでしょう。しかし、家庭によっては時間がないなどから、どうしてもマクドナルドやコンビニも選択肢に入ってくる場合もあるかと思い、このようなメニューにしてみました。
 

毎日手作り弁当を持たせた場合

児童クラブや自宅で留守番をする子どものために、毎日手作り弁当を作った場合の食費も確認しておきましょう。
 
全国農業協同組合連合会(JA全農)が調査した「現代人のお弁当事情に関するアンケート」によると、弁当1食当たりにかかる費用は図表1のとおり「200円以上300円未満」が全体の29.2%を占めるトップ回答となっており、理想の予算としては、全体の60%以上が「300円以内」と回答しています。定食のような形で出す昼食より、弁当のほうが安くすむことが多いようです。
 
【図表2】


 
全国農業協同組合連合会 現代人のお弁当事情に関するアンケート
 

まとめ

夏休み中の子どもの昼食代は、給食費に比べると約1.6倍という計算になりました。
 
メニューによって左右する倍率ではありますが、給食費が安いことから、多くの場合で1倍は超えるのではないでしょうか。
 

出典

文部科学省 学校給食実施状況等調査の結果をお知らせします。
農林水産省 給食はバランス食の見本
全国農業協同組合連合会 現代人のお弁当事情に関するアンケート
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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