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「リボ払いには気を付けて!」と言われるのはなぜ?リボ払いの注意点を解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月15日 2時20分

「リボ払いには気を付けて!」と言われるのはなぜ?リボ払いの注意点を解説

「リボ払いには気を付けて」家族や友人、同僚などさまざまな人からそう言われた経験はありませんか? しかし、クレジットカード会社からの案内や広告などでは、リボ払いが勧められることも多々あります。   そこで、改めてリボ払いとは何か、注意点とともに解説していきます。

リボ払いの特徴

リボ払いとは、主にクレジットカードの利用代金に対する支払い方法の一つです。よくある「一括」や「2回分割」などと異なり、月々の支払いは支払残高のうち、あらかじめ定めた一定額になるというものです。
 
例えば、10万円の商品をリボ払いで買ったと考えてみましょう。これを一括に設定すると一度に10万円の支払いとなります。2回分割の場合は1回5万円を2回支払って完了します。多くの場合、一括や2回分割では利息が発生せず元金のみの支払いとなります。
 
一方、リボ払いでは、毎月一定額に利息を加えた額を支払うことになります。例えば、毎月5000円の支払い設定で10万円の利用分を年率15%の利息が発生するという条件でリボ払いする場合で考えてみましょう。
この場合、10万円の利用分を24回に分けて毎月5000円(最終回のみ260円)を支払い続けていくことになります。
 

リボ払いが注意喚起される理由は?

多くの方が、「10万円を5000円ずつなら20回の支払いで済むのでは? なぜ24回も支払いが?」と疑問に思われたでしょう。その答えは利息にあります。毎月5000円の支払いの内には、元金だけではなく利息も含まれているからです。
先の例では、初回の支払いで5000円の内元金は3973円、利息が1027円となります。5000円払っても残高は9万5000円にはならず、9万6027円となるわけです。
 
もちろん、支払いが進むにつれて元金は減っていきますが、最初は利息の占める割合が高く、思うように元金は減少しません。
10万円の利用分における最終的な総返済額は11万5260円となり、本来より1万5260円も多く支払うことになります。これがリボ払いには注意が必要だといわれる理由です。
 
仮に100万円利用したとなれば、利息だけで大きな負担となります。クレジットカード各社のサイトには、リボ払いの返済シミュレーションも用意されているので、気になる方はぜひ試してみてください。
 

知らないうちにリボ払いになっていることもある

自身が気づかないうちに、支払い方法がリボ払いになっていることもあります。クレジットカードの中にはリボ払い専用のカードや、リボ払いが初期設定されているものもあるからです。
このような場合では、カード利用時に支払い方法を「一括払い」にしていたとしても、実際にクレジットカード会社への支払時はリボ払いになってしまうため注意が必要です。
 

万一リボ払いをしてしまったときは?

ほとんどのカード会社のリボ払いは繰り上げ支払いが可能です。リボ払いは支払期間が長いほど利息の存在によって総返済額が高くなるため、毎月の支払額を増やして返済期間を短くすることで支払額を減らすことができます。
また、今後はリボ払いをしないよう、カードの支払い設定を変える、カードの利用を控えるなど対策を考えましょう。
 

やはりリボ払いは注意深く利用するべき

リボ払いは毎月一定額の支払いで大きな買い物ができる反面、総支払額は利息が生じる分、自分の利用した額よりも大きくなります。そのため、「リボ払いには気を付けて」とみな口をそろえて言うのです。
カードの設定によっては、気づかぬうちにリボ払いとなっていることもあり得ます。一度カードの支払い内容を確認し、意図せずリボ払いとなっていないかチェックしてみてください。
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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