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真夏の車内は「50度」超え!? 少しでも燃費を良くする方法について解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月19日 2時10分

真夏の車内は「50度」超え!? 少しでも燃費を良くする方法について解説

ガソリンの価格が上昇すると、エアコンをかけたまま走行せざるを得ない真夏の炎天下に車を運転するとき、燃費の低下が気になるところです。   本記事では、夏のドライブの際、車内が暑くなりやすい状況において、少しでも燃費をよくするための対策を紹介します。

カーエアコンが燃費に与える影響とは

そもそもカーエアコンの使用は燃費にどの程度、影響をおよぼすのでしょうか。
 
エアコン使用が車の燃費へ与える影響は、真夏において温度設定を外気と同じ25℃に設定してスイッチをONにした場合、12%程度、燃費が悪化するといわれています。例えば、1リットルあたりの燃費が10kmだった場合、エアコンを使用していると約8.8kmに下がってしまうということになります。
 
さらに国の施策である、原油価格高騰を抑えるために国が石油元売り各社に支給している補助金(燃料油価格激変緩和補助金)が、2023年9月末で打ち切られるということで、ガソリン価格がさらに上昇する可能性もあります。ガソリンの消費を少しでも抑えることで、家計への負担を減らしていく必要性が高まっています。
 

自分でできる車の燃費向上策

「燃費を維持したいなら、エアコンを使わなければよい」という考え方もあるかもしれません。理屈上はそうかもしれませんが、真夏の炎天下にエアコンをまったく使用せず運転を続けることは、危険をともないます。
 
エアコンを使い続けながら、どうしたら燃費を向上させることができるでしょうか。考えられる4つの方法をご紹介します。
 

車内の空気を入れ替える

炎天下でエアコンを使用しない状態では、車内の温度が50度を超えることもあります。高温になった車内の空気を冷やすためにいきなりエアコンを使うのは、実は効率的とはいえません。
 
乗り込む前に車の窓を開けたり、走行開始後5分程度はエアコンを外気導入にした上で窓を全開にして空気を入れ替えたりといった工夫によって、冷房効率が高まる可能性があります。
 

エアコンフィルターを交換する

家庭用のエアコンと同様、フィルターが汚れてしまうとエアコンの効率が悪くなり、余計な出力を使うことになります。
 
家庭用と違って車のエアコンフィルターは紙でできています。洗浄はできませんが交換は可能ですので、定期的に交換するようにしましょう。ちなみに交換の目安は1年に1回です。
 

添加剤を投入する

カーエアコン用に開発された添加剤(潤滑剤)を入れることで、エアコンの効率を上げることも燃費向上に寄与します。エアコンの効率を上げることでエンジンにかかる負荷も少なくなり、結果的に燃費が改善するといった効果が得られるでしょう。
 

エアコンの設定温度を調節する

車内の温度が高くなると、どうしても設定温度を下げたままにしてしまいがちです。温度がある程度下がってきたら、設定温度を上げて風量を下げるなどしてみましょう。
 
フルオートエアコンが装備されている場合でも、車種によってはエアコンのセンサーが直射日光によって高温になりやすいフロントガラス付近に設置されている場合があります。炎天下では常にエアコンがフル稼働するということもあり得ますので、面倒でも状況に応じて手動で調整するのも有効かもしれません。
 

車の燃費向上策で暑い夏を乗り切ろう!

本記事ではエアコンの使用が車の燃費に与える影響や、エアコンを使いながら燃費をできるだけ維持するための方法について解説しました。燃費が気になる時節柄であっても、炎天下でエアコンをつけずに走行することは大変に危険です。
 
夏のレジャーシーズンには車を使う機会が増えるかもしれませんが、今回ご紹介したポイントを踏まえながら、健康を犠牲にすることなく少しでも燃費を向上させる工夫を積み重ね、家計へのダメージを抑制するようにしましょう。
 

出典

環境省 エコドライブ10のすすめ
資源エネルギー庁 燃料油価格激変緩和補助金
 
執筆者:宇野源一
AFP

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