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もしものときの備え「生活防衛資金」はどのくらい必要? 貯める方法は?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月19日 4時10分

もしものときの備え「生活防衛資金」はどのくらい必要? 貯める方法は?

「生活防衛資金」という言葉は聞いたことがあるものの、具体的にどのような資金を指すのか、よく分からない人もいるかもしれません。本記事ではそのような人に向けて、生活防衛資金とは何かをはじめ、生活防衛資金としてどのくらいの金額を貯めるべきなのか、また、生活防衛資金を貯める最適な方法は何なのかなどについて紹介します。

生活防衛資金とは

生活防衛資金とは、病気やけが、災害や突然の失業など、予期せぬ事態が起こったときの出費や生活費のためにあらかじめ貯めておくお金のことです。
 
万が一の事態に備えて保険に加入している人もいるかもしれませんが、保険会社から支給される保険金は手元に届くまでに時間がかかる場合があり、その間に生活が苦しくなる可能性も考えられます。生活防衛資金はそのような期間に安定した生活を送れるように貯めておくお金と捉えましょう。
 
なお、お金を貯めるという意味合いでは「貯金」も同じですが、前者はいざというときの出費に対応するためのお金、後者は結婚や出産、学費や車の購入など、ライフステージで必要になる出費に備えるためのお金であるため、両者は異なるものといえます。
 
貯金は定期預金や学資保険などですぐに引き出せない仕組みを活用しながら貯めていくこともできますが、生活防衛資金は万が一の事態が起きたらすぐに引き出せるようにしておくことが大切です。
 
生活防衛資金は、収入がなくても当面の生活ができるくらいの金額が必要となります。
 
金額の目安は、世帯の人数によって変わりますが、一人暮らしであれば生活費の3ヶ月程度、二人暮らしでどちらか一人だけ働いている場合は生活費の6ヶ月程度、それ以上の世帯人数であれば生活費の1年分程度が目安です。具体的な金額は、家賃や食費、光熱費など月にかかる出費を考慮して算出するとよいでしょう。
 

生活防衛資金を貯める方法について

先述の通り、生活防衛資金は定期預金などに預け入れるのではなく、必要なときにすぐに取り出せるようにしておく必要があります。しかし、普段使う生活費と同じ口座に入れておくと、生活防衛資金としてどのくらい貯まっているのかが分かりにくくなるため、専用の口座を用意するとよいでしょう。
 
また、一度に大きな金額を貯めるのではなく、毎月少しずつ生活防衛資金として貯めていくことが効果的です。もしくはボーナスが支給されたら「一部を生活防衛資金にする」といったように、定期的に貯めていくのも一つの方法といえます。
 
ほかにも、生活費を見直して節約した分のお金を生活防衛資金に充てたり、節約だけでなく副業などで収入を増やしたりすることを検討するのもよいでしょう。いずれにしても、自分にできる範囲内でコツコツ貯めていくことが大切です。
 

万が一の事態に備えて生活防衛資金を貯めておこう

生活防衛資金とは、予期せぬ事態が起こり、収入が途絶えた場合でも一定期間生活を続けられるように、あらかじめ貯めておくお金のことです。専用口座を作るなど、必要な際にすぐ取り出せるところに貯めるとよいでしょう。また、世帯人数によってどの程度の金額を貯めておくべきかは異なりますが、早いうちから自分にできる範囲でコツコツと貯めていくことが大切といえます。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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