1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

約7割が「跡継ぎ不要のお墓」を購入? 墓石はいらない? 「墓じまい」「改葬」も増加中

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月20日 1時10分

約7割が「跡継ぎ不要のお墓」を購入? 墓石はいらない? 「墓じまい」「改葬」も増加中

終活の一環として取り組まれているのが、お墓の準備です。実際に準備を始めてから、どのようなお墓を選べばよいかわからない、と感じている方もいるでしょう。このようなケースで参考にしたいのが、お墓の準備を既に済ませた方たちの選択です。   ここでは「お墓選びの実態調査(2023年)」をもとに、選ばれているお墓などを紹介します。

跡継ぎ不要のお墓が人気

お墓探しは、多くの方にとって初めての経験です。「選択を間違えていないか」などの不安を感じることは少なくありません。
 
お墓を購入した方の選択を知るうえで参考になるのが、アットセル株式会社が2023年1月18日から3月31日にかけて実施したインターネット調査「お墓選びの実態調査(2023年)」です。同調査によると、以下のお墓が選ばれています。
 

・約7割が跡継ぎ不要のお墓を選択

すでにお墓を購入した方を対象に「購入したお墓の種類」を調査したところ、約7割の方が跡継ぎ不要のお墓を選択していることがわかりました。具体的な内訳は、34.9%が樹木葬、14.8%が納骨堂、6.2%が合祀(ごうし)墓、14.8%がその他の永代供養墓となっています。
 
合祀墓とは、共同墓ともいわれ、血縁関係のない同士でも遺骨を一緒に埋葬する方法です。一方、一般墓を選んだ方は29.2%です。
 
同じ質問を、お墓の購入を検討中の方にしたところ、32.5%が樹木葬、12.2%が納骨堂、11.4%が合祀墓、16.3%がその他の永代供養墓を検討していることがわかりました。一般墓の購入を検討している方の割合は27.6%です。すでにお墓を購入した方において、合祀(ごうし)墓の割合がやや低くなっています。
 

・墓石は不要と考えている人が増えている

一般墓を購入または検討している方の割合は3割を下回っています。一般墓は、墓石を建てて家族や親族で守っていく伝統的なお墓です。価値観の変化などにより、墓石や家単位での承継を不要、と考えている方が増えていることがうかがえます。
 
家族や親族などの理解を得られるのであれば、墓石のないお墓も選択肢に加えられるでしょう。
 

・お墓探しのきっかけは「墓じまい」

「お墓選びの実態調査(2023年)」は、お墓探しを始めた理由も調査しています。一定の割合を占めているのがお墓の引越し(墓じまい)です。40代では10%以上、60代では20%以上となっています。多少の増減はあるものの、年齢とともにその割合は高くなっています。
 
ちなみに、お墓の引越し(墓じまい)は、既存のお墓を解体・撤去して使用権を返還するとともに、取り出した遺骨を新たな方法で供養することです。お墓を継ぐ人がいない、体力の問題でお墓参りが難しくなった、などの理由で行われています。これらをきっかけとして、新しいお墓を探す方が多いといえるでしょう。
 

お墓に対する考え方は変わりつつある

「お墓選びの実態調査(2023年)」によると、約7割の方が跡継ぎ不要のお墓を選んでいます。価値観の変化や核家族化の進展を受けて、お墓に対する考え方は変わりつつあるといえるかもしれません。本人、家族、親族などの価値観から影響を受けますが、以前よりもお墓の選択肢は広がっているといえるでしょう。
 
以上を参考に、納得できるお墓探しを進めてみてはいかがでしょうか。
 

出典

独立行政法人国民生活センター ウェブ版 国民生活8
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください