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エアコンの風量は「弱」と「自動」どっちがお得? それぞれの特徴を確認!

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月21日 2時20分

エアコンの風量は「弱」と「自動」どっちがお得? それぞれの特徴を確認!

エアコンの風量設定には、「弱」と「自動」というオプションがあります。「弱」がエアコンの風量を弱くする設定であるのに対して、「自動」はエアコンが自動的に風量を調節する設定です。いずれもお得にエアコンを使える方法ですが、「弱」と「自動」ではどちらが電気代をより抑えられるのでしょうか。   本記事では、「弱」と「自動」の風量設定について比較し、電気代を抑えるための適切な選択について検討します。

「弱」の風量設定の特徴

基本的なエアコンは、手動で風量を調節できます。使用するエアコンによって風量の種類は異なりますが、「弱」はエアコンの風の強さが比較的低くなる設定です。この設定では、冷気が直接体に当たることは少なくなるため、直接的な冷却効果は弱くなるといえます。
 
しかし、風量が低いためエアコン自体の消費電力は抑えられる可能性があります。すでに室内がじゅうぶんに涼しい状況なら、「弱」に設定することで電気代の節約効果を期待できるでしょう。
 
ただし、「弱」設定の場合、部屋が設定温度に下がるまでエアコンは一定の運転を続けます。そのため、室内の温度が高い状態だと、設定温度に下がるまで相応の時間を要するので、「弱」運転だとかえって電気代がかかってしまう場合もあります。「弱」に設定する場合は、室内の環境をしっかり確認する必要があるでしょう。
 

「自動」の風量設定の特徴

「自動」の風量設定では、エアコンがオートで風量を調整します。温度や室内の状態に応じて風量を変化させるので、必要以上に風量を高くするといったことは基本的にありません。室温が高い状態では強風運転、設定温度に近づいたら微風運転など、手動で操作しなくても臨機応変に対応してくれるのが「自動」という機能です。
 
電気代の節約を考えた場合、基本的にエアコンの風量は「自動」に設定しておくと効率的だといえます。というのも、エアコンは室温を設定温度まで下げることに最も多くの電力を消費するからです。「弱」運転の場合、室温が高い環境だと、設定温度まで下げるのに時間がかかってしまいます。その分、電気代も高くなりがちです。
 
これに対して、「自動」運転の場合、エアコンが最も効率的な風量を自動で選んで運転するので、室温が高い場合でも低い場合でも電気代のかかりにくい設定で稼働してくれます。そのため、「弱」より「自動」を選択したほうが、お得にエアコンを使えるでしょう。
 

設定の変更をする必要がないのも「自動」の利点

「弱」設定の場合、風量を強くしたり弱くしたりするのも手動になります。例えば、「弱」運転では室温が下がらず、やむを得ず風量設定を「中」や「強」に変更する場合もあるでしょう。そういった場合では、うっかり風量を変えるのを忘れて、涼しくなっても設定が「中」や「強」のまま稼働させていることもあります。その場合、電気代は余計にかかってしまうでしょう。
 
一方、「自動」運転であれば、エアコンが効率的に動いてくれるので、そもそも設定を変更する必要がありません。うっかり電気代のかかる風量設定のままにしてしまうこともないので、そうした点も「自動」運転の利点といえるでしょう。
 

基本的には「自動」がお得! 状況に合わせてエアコンを使おう

「弱」運転と「自動」運転では、基本的に「自動」運転を選択して稼働させたほうがお得です。「自動」運転はエアコン自体が最も電気代のかかりにくい設定で自動的に運転してくれるので、効率的にエアコンを使えます。
 
ただ、室内がすでにじゅうぶんに涼しい状況など、「弱」運転でも節電効果が期待できる場合もあります。エアコンは熱中症対策の1つでもあるので、まずは快適な室内環境を保つことを念頭に、状況に合わせた使い方を心がけましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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